今週は急に梅雨がやってきた。初夏から逆戻りで梅雨になった。今頃、水元公園の咲き始めた紫陽花は雨にぬれてみずみずしい青さを放っていることだろう。
それにしても良く降る雨だ。低気圧の移動が遅いらしく、その分南からの湿った雲の流れを長時間受け止めることになる。水不足にはなりそうもないが、地盤が弱いところではがけ崩れなどが起きているようだ。
世の中科学が進んだと言え自然の猛威にはまだまだかなわないということか。
ソフトバンクがロボットを発売するというニュースがあった。さすが孫社長。考えることが違う。ペッパーと言う名前で来年の2月から売り出す。価格は198,000円。家電やパソコン並みの価格だ。コンセプトが人の気持ちをくみ取りながら人を喜ばせるというコミュニケーションだという。また、コミュニケーションのさまざまなパターンは通信によりクラウド上に蓄積し、コミュニケーションの対応の幅を広げていくこともできるようだ。
フル充電で12時間動作するという。駆動部分やセンサー部分やモーターなどもオプション対応で拡張が出来るようなこともどこかの記事には書いてあった。
人とのコミュニケ―ションができるということは人工知能のプログラムが入っているのだろうか。それともその知能的な所はクラウドで集約的に処理を行うのだろうか。ロボット本体が安い価格なのでクラウドの処理によるものなのだろう。
ソフトバンクとしては採算よりもまずは普及させたいと言っている。経験を蓄積するには端末の数を増やさなくてはいけない。そのための価格設定なのだろう。
自分が年老いて一人暮らしなどになった時、家の中にこの手のロボットが居てくれるとうれしいだろうか。介護という面だけではなく人らしい感情のやり取りができるものがあるとしたら、たとえロボットであっても癒されるだろうか。
実家でお袋が一人で暮らしている。 当初食べるということに情熱が無くなったのかものすごく痩せた。数日も誰とも話さないことが続くと考え方がかなり後ろ向きになるという。市の福祉のサービスを借りてヘルパーさん達に来てもらうようにした。そして、週に1回だが施設へ泊まりに行くようにした。すると、人が居る場所に居るだけで安心感が違うという。たとえ会話はなくても孤独を感じないという。よって、食も増えて体重が戻りつつある。
このような感情の奥深くまで手が届くようなコミュニケーションができるとしたらぜひとも使ってみたいものだ。
しかし、面白いサービスを思い付いたものだ。いずれロボットがどこかで売り出されると思っていたが、まさか通信事業者から出てくるとは驚きであった。
でも一番合理的で当然の形かもしれない。携帯で電話をかけた時、相手のロボットが自分になればよいわけだ。胸の前の画面には自分の顔が出る。将来的には顔全体がディスプレイになるかもしれない。そうするとよりリアルなコミュニケーションが可能となるだろう。
期待を込めてこのサービスを見守りたい。
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