写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

贅沢と便利さとコスト

2010年03月01日 22時44分44秒 | 思ったこと

物には基本的な性能をカバーしている本体と、その本体機能をさらに強化するためのオプションという物があります。
時々思うのですが、コストを下げるためなのかどうかは別として、これは標準装備で売るべきだろう、なぜこれをオプションにするのかと思うような商品があります。
パソコンなどではよくあります。たとえば本体メモリ、最低限の1GBしか搭載せず増設はオプション。CPUもそうですね。安ければ最低限動くだけの性能のCPUを搭載している客引きのようなモデルを時々見かけます。
それなりに知識のある人がその性能で良しと割り切って購入するのは問題ないでしょう。しかし、パソコンなどはメーカーや有名な販売店を信用して買う消費者が圧倒的に多いと思います。
自分も仕事柄、ユーザーのパソコンを見る機会は多くあります。動きが悪くなったり何かトラブルがあると時々相談されます。そして思います。使い勝手とスペックが全く合っていない。デザイン系でPhotoshop系のグラフィックソフトをよく使うのにCPUがCeleronであったり、メモリも少なかったり、ディスプレイも映れば良しとするような物を使っていたり。ユーザーは決して自分で選んでいません。知識があればそのような物は選択しません。
どうして買ったのですかと聞くと、キャンペーン商品ですとか安くてお得ですとか言われたそうです。
個人の消費では趣味が先行するのでそのような買い方の失敗は少ないと思います。法人が買う時の失敗が多いのです。法人は稟議制度で物の購入が決まります。使用目的よりも予算が重視されるのでしょう。使い勝手の悪い機材を与えられた部署はむしろ買わなかった方が良かったようなケースもあると思います。



夕陽02


本体にオプションをいろいろと付けることは贅沢だと考える人はまだまだたくさんいます。しかし、仕事で使う機械に贅沢という表現は不適切だと思います。オプションは作業をより快適にする機能を持っています。作業が効率よく進めばより生産性が上がり、残業時間の短縮に大きく貢献すると思います。メーカーもやたらオプションを増やすのではなく、最初から便利な機能を搭載したコンセプト商品を堂々と発表してもらいたいものです。
パソコンなどは単なる道具です。古く使い勝手の悪い作業環境で、どれだけ文句も言えず我慢して使っているサラリーマンが多いことか。そして、そのことに全く気がついていない経営者もかなりいます。メーカーはもっと力強くアピールしてもらいたいものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チリの地震で日本は大混乱 | トップ | 天王洲アイルのスナップ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

思ったこと」カテゴリの最新記事