今年もインフルエンザが猛威をふるっています。新型のワクチンの効かないウィルスの出現がいつ起こっても不思議ではない状態にあるようです。パンデミックという言葉がいろいろなところで聞かれるようになりました。爆発的感染。確かに治療薬が未開発で感染力の強いウィルスが生まれた場合、我々の低いレベルの予防意識では太刀打ちが出来ないかもしれません。
江戸川、矢切の渡しにて
自分は数年前インフルエンザにかかりました。タミフルの副作用が問題になる前でした。近所の医者ではインフルエンザの検査は陰性でした。しかし、先生は念のために飲んでおいてくれとタミフルを処方してくれました。そのおかげで熱は下がりましたがのどや鼻の症状はすぐには回復しませんでした。よって、仕事中に職場近くの耳鼻咽喉科に行きました。そこでもインフルエンザの検査を行いました。すると今度は陽性反応が出てしまいました。小さな耳鼻咽喉科ですから大騒ぎになりました。待合室に他の患者も居ました。そこでは熱のある患者は外で体温を測る規則になっていました。自分は熱が引いていたので出たことは言わなかったのです。
この時先生にはかなり説教されました。インフルエンザにかかった患者に罪はないが、それを十分に認識せず仕事などで外出している人達が居る。その人達は菌をばらまく加害者だと言われました。そこの病院では待合室を通らずに裏口から出されました。そして、以後3日間は外出禁止と言い渡されました。
心臓を患った自分は命取りになるとも言われました。その年以降、毎年予防注射は受けています。おかげで軽い風邪は引いてもインフルエンザにはかかりません。
思うことは自分の身に降りかからないと実感が湧かないことです。会社にもインフルエンザと診断されても平気で出社してくる人間が居ます。熱が引けば体が動くからです。電車の中にも多分居ることでしょう。予防注射をしていない人は予防のためにマスクはしておいた方が良いと思います。
このような低いレベルの予防意識が取り返しの付かないパンでミックを引き起こす一助になるのでしょう。
ISMS(情報セキュリティマネージメント)でも事業継続計画というものを立てます。不慮の出来事に地震とか火災、洪水などを想定し、会社の機能が麻痺したときの回復計画を立てるのです。この不慮の出来事に社員のインフルエンザパンデミックも想定した方が良いかもしれません。
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