今日、東京で桜の開花宣言があった。平年より10日、昨年より15日早い開花らしい。ニュースを見ていた妻がふと漏らした一言は胸にしみる言葉であった。
大病(心筋梗塞)を患った翌年、2002年だが、この年の桜も早く咲いていた。上野公園を二人で訪れて、また自分と桜が見れるとは思わなかったと言った一言だ。
その時のことを思い出したと言うのだ。自分も思い出した。桜の花は毎年見ていたが、命と人生を重ね合わせて観る桜はなんと胸にしみることであったか自分も思い出した。
<2012/4/8上野公園にて>
寒い冬を過ごした後の桜の開花は芯から春が来たことを感じさせる。梅は寒いながらもやがて落とすれる春を予言し、桜は春そのものを連れてくる。毎年変わらぬ自然の摂理だが、心に春をもたらしてくれる。
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