写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

荒川情景 隅田の花火を撮影

2012年07月29日 18時16分05秒 | 災害対策

昨晩、隅田川の花火大会が開催された。今年は東京スカイツリーが開業したということもあり、ライトアップされたスカイツリーと花火を一緒に撮ってみたい思っていた。
事前に調べたところ、第一会場の花火は桜橋付近から打ち上げられることが分かった。スカイツリーの側に花火が重なるとよいのだが、目の前に障害物のない荒川の土手から撮影するとして、地図上で検証すると南の方では葛西方面、北の方だと堀切方面ということが分かった。平井大橋のあたりだと重なりは期待できないが、広角レンズを使えば何とか捉える事が出来るかもしれない。
東京に住んで40年以上になるが、隅田川の花火大会には一度も行ったことがない。ニュースで見るあまりの混雑さにその気にならない。ましてカメラを持ってなど無理な話だ。しかし、今年は東京スカイツリーも風景の一部になったことだし、何とか写真に収めたいと思った。
三脚やリモートスイッチなどを持ち、荒川と中川の間にある葛飾あらかわ水辺公園近くの首都高中央環状線下の平らなコンクリートの上にカメラをセットした。
開始直後の様子。何とかスカイツリーとのコラボは出来たが花火の高さが思ったより低い。これでは花火の迫力ある画像は撮れない。

迷ったが、スカイツリーをあきらめて花火に集中することにした。手前の煙突は墨田清掃工場のものだ。距離的には5km以上離れているので105mmではこれが限界だ。

レンズを70-200mmの中望遠に変えて花火を狙うことにした。花火の撮影は初めてだ。シャッタースピードはBulb、絞りはF16、ISOは100、フォーカスは無限大の固定とした。
シャッターはリモートスイッチで花火の打ち上げから爆発して消えるまでを調整する。ファインダーは使わずすべて液晶で確認しながらの撮影だ。
最初はこれがうまくいかない。タイミングがずれるのだ。速く切ってしまうと光量が足らずくらい花火になる。多くの花火を入れすぎると火薬倉庫の爆発のような露出オーバーな写真となる。しかし、何度かやっているうちにコツがつかめるようになる。

途中、カメラを横に倒し、縦長の絵を狙ったが、レンズの重さのせいか三脚への固定器具の締まりが悪く、レンズが下がってくることが分かった。よって、微妙なフォーカスのぶれが出てしまう。花火自体ではわからないが、ほかに映っている建物の灯りなどを見るとよくわかる。

これではだめなのでカメラのセットを通常の置き方に戻して撮影を再開した。
隅田川花火大会ではコンテストも行われている。よって、途中から変わった形の花火を見ることが出来る。

巨大な線香花火のような作品だ。秋の紅葉を想像してしまった。

撮影の場所が固定されているので花火だけの写真になってしまう。そして、写真のトリミングをして花火を拡大している。それでも花火の醍醐味と光の軌跡が描く夜空の一大絵画が楽しめるならそれでも良いと思った。

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