愛犬耳袋

 コーギー犬・アーサーとの生活と喜怒哀楽

アーサーとの出会い(2)

2006年09月22日 | 愛犬紹介
 昨日の続きである。

 腰の引けたメールに母犬の飼い主さんからすぐ返事が帰って来た。
「昨日で、匹数分の見学希望者が決まってしまいました」
 なんと一日違いで間に合わなかったのだ。やっぱり、遅すぎた……。ガックリしながら、お返事に感謝し、先の方との話を進めていただくよう返信した。

 ところがその2日後。こんなメールが飛び込んで来た。
「まだ、子犬を家族の一員として迎えてもいいと思われていらっしゃるのでしたら、御連絡いただけないでしょうか?」
 この知らせに狂喜乱舞したのは言うまでもない。
 なんでも、申し込みだけしておいて、連絡が取れなくなった人がいたというのだ。

 仔猫でも犬でも里親探しをしていて保護主を困らせるのは、途中で連絡が取れなくなる人である。
 その気が失せたなら、嘘の理由―例えば近所で猫拾ったとか、犬もらった―でもいいから、ちゃんと断りを入れるべきだろう。保護主もいい大人なんだし、バリバリの嘘でも、まあ黙って聞いてくれるはずだ。

 話がそれた。
 母犬の飼い主さんは音信不通になった方を断るので、一度仔犬を見に来て欲しいという。
 さらに、メールには兄弟7匹のうち、行き先が決まっていない3匹の男の子の写真が添付されていた。メーラーの画面をスクロールしていくと、3枚の画像がひとつづつ見えて来た。その一番最初に現れた子に、目は釘付けになった。





 顔の真ん中にスキッと入った白いブレーズ。左右対称の顔だち。強い目線。ポンポンのお腹。
 3枚の写真全部を見比べても、やはり視線は最初の子に戻ってしまう。
 これがビビッときたということなのか? この子が私にとっての“運命の子”なのか? ルックスだけで決めるというのもなんとなく気が引ける。やはり大事なのは性格、性格……などの脳内問答を経て、ようやくメールを打ちはじめた。
「写真で見た限りでは、最初の画像の子が一番かわいいと思いましたが、ぜひ実際に拝見させていただきたいと思っております」
 ジャッジはひとまず、実際の仔犬に会ってからということにした。

 ここまで書いたところで、こちらのことも、ある程度正直に書いておいた方がいいと思いはじめる。
 犬を飼うのが初めてであること、躾等は勉強してしっかりしていくつもりだが、もし飼育初心者で不安に思われるなら再度ご検討下さい、と書き添えてメールを送った。
 するとその翌日、母犬の飼い主さんから早くも返事が。
 その言葉は暖かく寛容で、そして初めての犬の飼育に向けて、勇気と決意を新たにするものだった。

「犬を飼ったことがないというのはあまり問題にしていません。
 誰にでも初めてがあり、何匹飼っても、その子その子で違うことを実感し、勉強し直すことばかりだと思います。
 家族の一員としていつまでも可愛がっていただける方でしたら、こちらの方からお願いして飼っていただきたいと思います」

 さらに、気に入ったと告げた写真の仔犬についての説明も書かれていた。
「最初の写真の子は、一番大きな子です。産まれた時から他の子より100gは大きく、今もそのまま大きく成長しています。産箱からの脱走も一番にこなし、母犬の後を追い掛けまわしております」
 そう、これがのちに我が家に引き取られることになる、愛犬アーサーの最初のプロフィールである。今思えばアーサーの性格や、大事な事はこの短い文章の中に全部詰まっていたように思う(が、当時はそんなことはサッパリ分からないのであった)。

 その後、訪問の日取りを約束。いよいよ生の仔犬たちとご対面だ!(すみません。まだひっぱります)


【本日のアーサー】

「前衛舞踏?」




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2 コメント

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昨日の写真も可愛かったけど (りく)
2006-09-22 22:20:15
うわぁ、おなかぽんぽこりんだぁ

カワユス(*´д`)

この仔が1年後にアバンギャルドな踊りを披露するようになるのですねw
こんな時代も… (SETSU)
2006-09-23 23:07:42
このブログを書くために昔の画像を探して、

今とのあまりの差に、ひとしきり家族で盛り上がってしまいました。

いったい、いつの間に大きくなっちゃったのやら。

気がついたらもう成犬並みになっていました。