早稲田のFBで日本代表の五郎丸歩が昨日行なわれた東西対抗戦であごを骨折・・・。日本選手権は絶望的とのこと。
○報知新聞によれば
「ラグビーの第60回東西学生対抗試合が15日、東大阪市の花園ラグビー場で行われ、後半開始から途中出場した早大の日本代表FB五郎丸歩(19)が同19分、相手選手にタックルした際、あごを骨折して退場。以前から日本選手権(2月4日開幕)を間近に控えたこの時期にオールスター戦を実施する日程に異論を唱えていた早大の清宮克幸監督は、試合後の会見で日本協会への怒りをぶちまけた。
高ぶる感情を必死に抑えながら、はっきりとした口調で言い放った。「来年は早稲田から選手を出したくない。協会が唱えるように、この試合が本当に日本ラグビーの発展につながるのか疑問に思う」。無理もない。今年も大学選手権で圧倒的な力を見せつけて優勝。3週間後に日本選手権1回戦(2月4日、秩父宮)が迫っている。早大は、東軍25人のうち最多11人を送り込んだ。「誰もけがをせずに乗り切ってくれ…」というのが、指揮官の本音だろう。
しかし、あってほしくなかったアクシデントが起こってしまった。一時は頭蓋(ずがい)骨骨折か、という情報も流れた。昨年は日本代表デビューも果たした大器に起こった悲劇だけに、清宮監督の怒りも大きかった。日本協会の関係者は「開催時期をずらすというのは、検討する余地はある。でも、戦前から行われている歴史のある試合なので、すぐにはどうか…」と、歯切れが悪い。五郎丸の日本選手権出場は絶望的。「普通なら(出場は)厳しいけど、普通じゃないこともあるから…」と祈るような口調だった。」
○また、東京中日スポーツは写真入りで次のように報じている。
「日本選手権で打倒トップリーグを目指す早大がピンチに立たされた。15日に東大阪市の花園ラグビー場で行われた「第60回東西学生対抗(全国大学オールスター)」に東軍選手として出場したFB五郎丸(2年)=佐賀工出身=が試合中に顔面を骨折。日本選手権の出場が危うくなった。以前から日程に異を唱えていた清宮克幸監督(38)=東軍監督=は、主力選手のけがでさらに怒りが増し、会見で試合の在り方を痛烈に批判した。
早大には痛すぎるリタイア者が出てしまった。FB五郎丸が骨折してしまった。後半から交代出場し、19分にタックルにいった際、相手選手と接触して頭部を強打。負傷退場という最悪の結果になってしまった。試合後の会見の席で清宮監督が結果を明らかにした。
←試合後の清宮監督。右は隆道。
「骨折しました。頭部です。まだはっきりとは分からないけど、顔の部分だと思います。程度? 顔だから軽くはないでしょう。次は出られません」
何とも痛い。「早大史上最強」と清宮監督が話すチームで、五郎丸はレギュラー。ベストメンバーで日本選手権に臨むはずが、1人いなくなってしまった。監督の話通り重傷なら、2月4日クラブチームとの1回戦はおろか、トップリーグ勢が控える2回戦以降もまず無理。「ベストメンバーで挑めないことを怒っています」と怒りをあらわにした。
五郎丸の骨折は会見の途中で出たが、その件もあって、清宮監督は最初から怒っていた。圧勝した試合を振り返らず、冒頭からオールスターの日程、そして協会へ痛烈な批判を浴びせた。
「去年からスケジュールに異論を唱えていたにもかかわらず、事後報告でこちらの了解を得ずに進めていく。協会のずさんな運営が表れている。来年もこの時期にやるのなら、早稲田は選手を派遣しないと決めました」
日本選手権に出場する早大と関東学院大からはこの日、17人の選手が出場した。大事な選手権前に試合をやる意味を清宮監督は会見でぶつけ、プレシーズンに行うことを提案した。最後まで怒りが収まらなかった清宮監督には、五郎丸リタイアという大きな悩みが残った。(山本諭)
◆清宮監督の怒りの会見を伝え聞いた、協会の真下昇専務理事は「会見でどうこう言うことじゃない。批判するなら正式文書でしてほしい。選手がけがをしたことは残念だが、協会としてもこの日程でよしとしてやっている」と話したが、聞き耳を持たないわけではない。「この時期にやるのなら、日本選手権に出るチームから選ばないとか、違う時期にやるとか、個人的には、みんなから問題が提起されるのなら考えないといけないと思っている」と柔軟な姿勢を示した。」
攻守の柱である五郎丸を失ったことは早稲田にとってはかなりの痛手。五郎丸の代わりになる選手は早稲田には残念ながらいません。
社会人に対して五郎丸のキックが使えないことは戦略的にまずいでしょうね。キックで相手陣内に入って、得意のラインアウトでマイボールを確保→矢富の早い球出し→キング曽我部→スターBKへ、という理想の展開図は崩壊寸前。
そして、五郎丸の個人の強さがなくなるのが痛手。ディフェンスでは最後の要としての圧倒的な安定感。カウンターアタックでの相手をなぎ倒して前進するアタックの激しさ。もはや五郎丸は早稲田ラグビーのおもしろさの一つの要素だったわけで、彼を失うのは惜しすぎます。
五郎丸の穴を15人全員で埋めなければなりません。まぁ、五郎丸が強行出場することも考えられますが・・・。なかなか熱い男なんで、もしかしたらもありえますが、監督の言葉を読んだ限りでは厳しいでしょう。
監督は激怒されたようです。確かに心配されていたことだったんですよね。日本選手権は引退する選手にとっては最後の試合、最終目標の前にあるこの試合でケガしたらどうするんだろう・・・、って誰もが思いますし。日本選手権に出ないチームにとってはオールスターは華ですが、出るチームにとっては試合前の時間をリスキーに過ごすのは無駄なこと。
心配は最悪のカタチで現実になってしまいました。
にしても、まさか五郎丸とは・・・。半月後には誕生日を迎える男に起きた悲劇。隆道がいなくなったときと同じ恐怖感を感じます。あのとき林はいい動きをしてくれました。五郎丸の代わりになる選手・・・、高橋銀、小吹はいかほどのパフォーマンスを見せてくれるのか・・・。試合になるまで結果は分かりません。俺は早稲田を信じるのみ、です。それしかできません。
東西対抗戦のあり方を協会にはきちんと考えてもらいたいと思います。別の月の開催を強く希望したいです。3月には朝日招待や全早明、全早慶があるけど、日程をやりくりすればなんとかなるはず。7~9月に開催とかでもいいし。
シーズン期間中にやるのはやっぱマズイでしょう。ラグビーはケガが多いスポーツですから・・・。
野球やサッカーと同じくもっと観客も集まるような試合作りを進めればいいのに、と思います、ホント。だって、大学選手権の決勝にみんな行っちゃうからすぐ1週間後にラグビー見てぇ~!なんて思いませんよ。特別なイベントとして作り上げたほうがいいんじゃないかな。早慶戦にしても早明戦にしても、予定調和的に毎年行なわれてるだけだし。行きたい!って思えるような戦略を持ってほしいですね。
観客が増えれば選手のモチベーションも上がりますし。
クリックよろ。↓
○報知新聞によれば
「ラグビーの第60回東西学生対抗試合が15日、東大阪市の花園ラグビー場で行われ、後半開始から途中出場した早大の日本代表FB五郎丸歩(19)が同19分、相手選手にタックルした際、あごを骨折して退場。以前から日本選手権(2月4日開幕)を間近に控えたこの時期にオールスター戦を実施する日程に異論を唱えていた早大の清宮克幸監督は、試合後の会見で日本協会への怒りをぶちまけた。
高ぶる感情を必死に抑えながら、はっきりとした口調で言い放った。「来年は早稲田から選手を出したくない。協会が唱えるように、この試合が本当に日本ラグビーの発展につながるのか疑問に思う」。無理もない。今年も大学選手権で圧倒的な力を見せつけて優勝。3週間後に日本選手権1回戦(2月4日、秩父宮)が迫っている。早大は、東軍25人のうち最多11人を送り込んだ。「誰もけがをせずに乗り切ってくれ…」というのが、指揮官の本音だろう。
しかし、あってほしくなかったアクシデントが起こってしまった。一時は頭蓋(ずがい)骨骨折か、という情報も流れた。昨年は日本代表デビューも果たした大器に起こった悲劇だけに、清宮監督の怒りも大きかった。日本協会の関係者は「開催時期をずらすというのは、検討する余地はある。でも、戦前から行われている歴史のある試合なので、すぐにはどうか…」と、歯切れが悪い。五郎丸の日本選手権出場は絶望的。「普通なら(出場は)厳しいけど、普通じゃないこともあるから…」と祈るような口調だった。」
○また、東京中日スポーツは写真入りで次のように報じている。
「日本選手権で打倒トップリーグを目指す早大がピンチに立たされた。15日に東大阪市の花園ラグビー場で行われた「第60回東西学生対抗(全国大学オールスター)」に東軍選手として出場したFB五郎丸(2年)=佐賀工出身=が試合中に顔面を骨折。日本選手権の出場が危うくなった。以前から日程に異を唱えていた清宮克幸監督(38)=東軍監督=は、主力選手のけがでさらに怒りが増し、会見で試合の在り方を痛烈に批判した。
早大には痛すぎるリタイア者が出てしまった。FB五郎丸が骨折してしまった。後半から交代出場し、19分にタックルにいった際、相手選手と接触して頭部を強打。負傷退場という最悪の結果になってしまった。試合後の会見の席で清宮監督が結果を明らかにした。
←試合後の清宮監督。右は隆道。
「骨折しました。頭部です。まだはっきりとは分からないけど、顔の部分だと思います。程度? 顔だから軽くはないでしょう。次は出られません」
何とも痛い。「早大史上最強」と清宮監督が話すチームで、五郎丸はレギュラー。ベストメンバーで日本選手権に臨むはずが、1人いなくなってしまった。監督の話通り重傷なら、2月4日クラブチームとの1回戦はおろか、トップリーグ勢が控える2回戦以降もまず無理。「ベストメンバーで挑めないことを怒っています」と怒りをあらわにした。
五郎丸の骨折は会見の途中で出たが、その件もあって、清宮監督は最初から怒っていた。圧勝した試合を振り返らず、冒頭からオールスターの日程、そして協会へ痛烈な批判を浴びせた。
「去年からスケジュールに異論を唱えていたにもかかわらず、事後報告でこちらの了解を得ずに進めていく。協会のずさんな運営が表れている。来年もこの時期にやるのなら、早稲田は選手を派遣しないと決めました」
日本選手権に出場する早大と関東学院大からはこの日、17人の選手が出場した。大事な選手権前に試合をやる意味を清宮監督は会見でぶつけ、プレシーズンに行うことを提案した。最後まで怒りが収まらなかった清宮監督には、五郎丸リタイアという大きな悩みが残った。(山本諭)
◆清宮監督の怒りの会見を伝え聞いた、協会の真下昇専務理事は「会見でどうこう言うことじゃない。批判するなら正式文書でしてほしい。選手がけがをしたことは残念だが、協会としてもこの日程でよしとしてやっている」と話したが、聞き耳を持たないわけではない。「この時期にやるのなら、日本選手権に出るチームから選ばないとか、違う時期にやるとか、個人的には、みんなから問題が提起されるのなら考えないといけないと思っている」と柔軟な姿勢を示した。」
攻守の柱である五郎丸を失ったことは早稲田にとってはかなりの痛手。五郎丸の代わりになる選手は早稲田には残念ながらいません。
社会人に対して五郎丸のキックが使えないことは戦略的にまずいでしょうね。キックで相手陣内に入って、得意のラインアウトでマイボールを確保→矢富の早い球出し→キング曽我部→スターBKへ、という理想の展開図は崩壊寸前。
そして、五郎丸の個人の強さがなくなるのが痛手。ディフェンスでは最後の要としての圧倒的な安定感。カウンターアタックでの相手をなぎ倒して前進するアタックの激しさ。もはや五郎丸は早稲田ラグビーのおもしろさの一つの要素だったわけで、彼を失うのは惜しすぎます。
五郎丸の穴を15人全員で埋めなければなりません。まぁ、五郎丸が強行出場することも考えられますが・・・。なかなか熱い男なんで、もしかしたらもありえますが、監督の言葉を読んだ限りでは厳しいでしょう。
監督は激怒されたようです。確かに心配されていたことだったんですよね。日本選手権は引退する選手にとっては最後の試合、最終目標の前にあるこの試合でケガしたらどうするんだろう・・・、って誰もが思いますし。日本選手権に出ないチームにとってはオールスターは華ですが、出るチームにとっては試合前の時間をリスキーに過ごすのは無駄なこと。
心配は最悪のカタチで現実になってしまいました。
にしても、まさか五郎丸とは・・・。半月後には誕生日を迎える男に起きた悲劇。隆道がいなくなったときと同じ恐怖感を感じます。あのとき林はいい動きをしてくれました。五郎丸の代わりになる選手・・・、高橋銀、小吹はいかほどのパフォーマンスを見せてくれるのか・・・。試合になるまで結果は分かりません。俺は早稲田を信じるのみ、です。それしかできません。
東西対抗戦のあり方を協会にはきちんと考えてもらいたいと思います。別の月の開催を強く希望したいです。3月には朝日招待や全早明、全早慶があるけど、日程をやりくりすればなんとかなるはず。7~9月に開催とかでもいいし。
シーズン期間中にやるのはやっぱマズイでしょう。ラグビーはケガが多いスポーツですから・・・。
野球やサッカーと同じくもっと観客も集まるような試合作りを進めればいいのに、と思います、ホント。だって、大学選手権の決勝にみんな行っちゃうからすぐ1週間後にラグビー見てぇ~!なんて思いませんよ。特別なイベントとして作り上げたほうがいいんじゃないかな。早慶戦にしても早明戦にしても、予定調和的に毎年行なわれてるだけだし。行きたい!って思えるような戦略を持ってほしいですね。
観客が増えれば選手のモチベーションも上がりますし。
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現役の学生さんなんですね。
何かし残したことがあるように思えて、そんな時代に帰りたいと思うこともある40代半ばです。
五郎丸の件、本当に残念です。
ディフェンス、オフェンスどこをとっても欠かせない
要の選手であることは間違いありません。
でも、144人+スタッフ一同の力と思いの結集、そして微力ながら
我々の懸命な応援で悲願を達成して欲しいと思ってます。
そうですね。
みんなの力を結集してトヨタ(?)に雪辱しましょう!
ミクシーのコミュニティでURLをたどって、記事を拝見し、勝手ながら、個人ブログからTBさせていただきました。
ミクシーの方はshikawaで出ています。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=2393340
五郎丸君、本当に残念ですね。
mixiのトピックスにソースがなかったので貼り付けたまでだったのですが、ブログにコメントまでしていただき、恐縮です。
五郎丸のケガ、よくなるといいですね。
http://www.sanspo.com/rugby/rugby.html
サンスポの清宮さんのコメントにもある奇跡の復活を信じたいと思います。
首藤のケガのときもこれほどの大きな扱いにはなりませんでした。それはWTBには代えになる選手がたくさんいるし、WTBの役割が試合を左右するほど重要な役割ではないからでしょう。
しかし、五郎丸のいるFBは攻守の柱。まして、あの強さ。対抗戦で若野と高津がFBを経験していますが、五郎丸ほどの凄みはやはり出すことができなかったと思います。(若野は3年生BKで楽しそうでしたが・・・)
彼の大きさが身にしみますね。
早く治ってくれるコトを祈るのみですねぇ。。。