MIYAGI VILLAGE

夏は雷、冬はからっ風、人は義理人情を重んじる・・・。

早慶戦第二戦、決めたのは佐伯!

2006-10-29 20:59:17 | 日々是決戦
昨日は病気療養のため、惜しくも欠席した早慶戦、今日は昨日負けたこともあり、絶対に負けられないため、神宮球場にGO!

試合は、伝統の一戦にふさわしい手に汗握る投手戦。早稲田・宮本、慶應・相澤の投げ合いで始まった早慶戦は、500円の入場料では安すぎるほどの感動を与えてくれた。

初回、いきなり、岡崎のあわやホームランの当たりで、慶應がランナー二人を返して先制。これが、あまりに大きな2点となる。その後、両投手が要所を抑えるピッチングで推移。早稲田は4回に1点を返すのが精一杯で、まったくヒットが打てずじまい。

そして、9回裏、早稲田は1-2と追い込まれ、早慶戦2連敗が濃厚な状況へ。やはり何が起こるかわからないのが早慶戦、ここまで1敗のみしか喫しなかった早稲田がまったく慶應に歯が立たない。

9回裏、応援席は泣いていた。リーダー、チアリーダー、バンドの目に涙。それを見る観客の目にも涙が浮かぶ。俺たちの神宮はここで終わってしまうのか、4年生の悲壮な思いが神宮にこだまする。俺も声をからしての必死の応援。涙が出る。

そして1アウトを取られ、4番田中幸長を迎える。もう、田中に頼むしかない、そんな状態だった。そして、奇跡は起こる。田中が相澤から打ち放った球は、そのままレフトスタンドへ・・・。起死回生の同点ホームラン!!早稲田の命がつながる。早稲田スタンドはもうすごい状況に。泣くやら抱き合うやら、最高の感動をみんなで共有できた。そのあとの紺碧、涙をこらえて歌わせていただきました。

そして、早慶戦は延長戦へ。早慶戦が延長になったのは入学以来始めてのこと。延長に入り、慶應はピッチャーが関本に代わったが、そのあともヒットは出るものの0点行進。六大学野球は12回で引き分け再試合となるルールがある。今日は、まさかの12回裏まで来てしまった。

12回裏、早稲田は代打攻勢。代打吉川がまずヒットで出塁。慶應に揺さぶりをかける。その後、代打佐伯が登場。佐伯は俺と同じ教育学部社会科学専修の学生で何回か話したことのある男だったので、特別な思いを持って見守った。

すると、佐伯が・・・、
ライトスタンドへ・・・、まさかの、まさかのサヨナラホームラン!!

早稲田サヨナラ!!奇跡起こった!!

しかも決めたの佐伯!!

応援席はまたまた大興奮!!

最高の気分での勝利だった。

やっぱ早慶戦は最高だと思った。

ハンカ王子こと斉藤や斉美の福井がプロではなく、早稲田を選んだのは正解だと胸を張って伝えたい。福井にいたっては、巨人からの指名を断っての1浪での入学、すばらしいと思う。

これで、俺たちの神宮がもう1日増えた。明日は勝っても負けても優勝パレード、いや、絶対に勝ってパレードを歩いてみせる。大学卒業を前に、最後の神宮でパレードを歩けるとは、俺たちは何と幸せな代なのだろう。

最高の感動を明日味わって来たいと思う。


(4回・紺碧の空)


(逆転を目指し、早稲田応援席、必死の応援)





PS.ラグビーのほうは、慶應‐帝京の注目の一戦は16-13で帝京が勝利。しかし、メディアを確認した限りでは互角の勝負だったそうだ。慶應はロスタイムに相手ペナルティに対して、モールトライを狙ったが失敗、もしPGを狙っていれば同点という惜しいゲームだった。しかし、その強さは本物であることを十分に証明できただろう。次の注目の1選、伝統の慶明戦は時間に余裕があれば、ぜひ観戦に出かけたいと思う。