平成25年度「加治木ゆずり葉学級」第2回「健康教室」が姶良市加治木保健センターで開催されました。
「ゆずり葉学級」は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の4箇所で開設されています。
前半の健康講座は「いつも元気に健康づくり」をテーマにS講師(保健師)より、まず、東日本大震災時の支援に保健師として宮城県女川町に派遣された約2年前の体験についてパネルにより説明がありました。
「避難所の生活状況」「住民が語ってくれたこと」「住民の思い」「活動を通して感じたこと」などの話を聞いて、現在、普通に生活できていることが、いかに幸せなことなのかを、改めて感じました。
次に健康づくりについての話では、健康を守り自分らしく生きるには・・・「食べること」、「休むこと」、「動くこと」について、良い生活習慣を身につける。要介護認定者の中の「生活不活発病」が増える傾向にあるので、いろいろな学習や活動に積極的に参加して、お互いの交流を通して充実した生活をする。
脳を元気のするため・・・脳が喜ぶこと(昔の話をするなど)、体を動かすこと(認知症予防になる)、夜10時から深夜2時まではぐっすり眠り、成長ホルモンの分泌による体の修復・免疫力・抵抗力をつける。
介護予防の運動は筋力の現状維持が目的なので、ぼちぼち、正しく、日常生活の中に取り入れて継続し、住み慣れた町で、自分らしく、今が一番いいと思える人生を送るように努めるなどの話があり、最後に、女川町の小学6年生の詩の紹介で講義を終わりました。
休憩後、後半の実技は講師紹介の後に、S講師(運動指導担当)による実技指導が始まりました。誕生月日順に並ぶために、自分の誕生月日に近いと思われる椅子に黙って各自が座るゲームでは座った場所で、誕生月日と名前を言って順番が揃っているかを確かめ、並び順が違っていた場合は笑いも出て、なごやかな雰囲気になりました。
次に、指の体操、足のストレッチ、体のストレッチなどが終わってから、線の上を歩く運動を、普通の状態、足巾の状態、つま先立ち状態、かかとを上げた状態、横歩きなどを参加者全員が違いを体験し、足の指と腰を意識して歩くことが重要なことを学びました。
実技が終わり、床に座ってストレッチを行ってから、D講師(保健師)より「熱中症対策BOOK」が配布され、「熱中症の起こりかた}「熱中症対策のための効果的な水分補給」などの説明があり、今回計画された、すべての実技と講義が終わりました。
今回の健康教室の講義と実技を受講してみて、改めて普通に暮らしていることが、いかに幸せなことなのかを実感しましたので、日常生活の中に学習したことを取り入れて実践していきたいと思っています。
会場全景
(前半) S講師(保健師)による講義
(後半)実技講師の自己紹介
誕生月日順に並んで自己紹介
線の上を歩く実技指導
熱中症対策について説明
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