平成27年度「加治木ゆずり葉学級」(3回目)は7月23日9時30分から、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で「映画鑑賞」を行いました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されています。(加治木ゆずり葉学級には38名が参加)
司会者より日程について説明があった後に、2本の映画を見たので、その概要を紹介します。
1本目「虹色のビー玉」・・・あらすじ・・両親を亡くした二人の子供が田舎(串木野市羽島)で一人暮らしている祖父のもとに連れてこられる。祖父にとっては亡くなった娘の子供である二人の孫と暮らすには、経済的にも厳しい状況にある。また、結婚に反対して娘との交流が途絶えた中での娘の死。孫が作った味噌汁の味が亡くなった奥さんの味に似ていることから、娘から孫に味が引き継がれていることを知る。近所の子供のいじめにあって、孫が大切にしていた思い出の「ビー玉」が海岸に捨てられ、それを探すが見つかない。・・・経済的な事情から、孫たちは福祉施設に入居することになり、車で福祉施設に向かう途中に祖父が追いかけてきて、再び一緒に暮らすことになり、休業していた、さつま揚げの店を再開し、孫たちも元気に学校に通うようになる。・・・いじめ問題、経済的な理由、娘との思い出など様々な問題を克服して、家族として暮らす選択をした内容を通して家族の絆の大切なことを感じさせる内容でした。
2本目「信愛なるあなたへ」・・・あらすじ・・団塊の世代のサラリーマンで会社で部長の立場にある主人公が間もなく定年を迎える直前に、奥さんが急になくなり、日常生活に困りながらも定年を迎える。ある時、近所の子供が逆上がりの練習をしている場所に遭遇して、手伝うことになり、その母親が夫のDVから逃げて子供と暮らしていることを知る。また、亡くなった妻が近所の認知症の女性の手助けをしていることを知る。亡くなった妻の絵画を入れた額縁の中から、へそくりと手紙が出てきて、その手紙には、夫の定年を迎えた後は、夫と共にへそくりで旅行したり、地域で二人で活動したいと書いてある。・・・サラリーマンの立場だった人が定年を迎えた時に、地域とのつながりが少ないため、とまどうことが多い。映画の中で「恩送り」(自分が受けた恩を次世代や地域に引き継ぐ考え方)という言葉があったが、定年後にこの考え方を持つ人が増えれば生きがいつくりと共に地域の活性化にも貢献するものと思われます。
二つの映画とも人権教育啓発ドラマとして作成されたもので、終わってから感想を書いて提出しましたが、テレビや映画館では見る機会がない映画を見ることができて良かったと思っています。
映画の場面の一部等を写真で紹介します。
開会のあいさつ
「虹色のビー玉」・・祖父の家についた二人の孫
「虹色のビー玉」・・孫たちがいじめにあっている場面
「虹色のビー玉」・・娘との想いでのビー玉が見つかり孫に見せている場面
「虹色のビー玉」・・さつまあげ店を再開して孫たちが登校する場面
「信愛なる、あなたへ」・・最初の場面
「信愛なる、あなたへ」・・奥さんが元気な時の日常
「信愛なる、あなたへ」・・奥さんの死に伴う息子夫婦との場面
「信愛なる、あなたへ」・・近所の子供に逆上がりを教えている場面
閉会あいさつ及び次回の連絡など
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