11月8日(水)10時~姶良市姶良高齢者福祉センターにおいて、運転適性検査車「さわやか号」&高齢者交通安全教室が開催されました。
〇講演・・資料等により次のような説明がありました。
●平成28年度中の高齢者の死亡事故の特徴・・①鹿児島県の交通事故死者数の63.1%は高齢者(全国54.8%) ②横断歩行中死者のうち約8割が左から来た車にはねられ事故にあっている。・・道路を横断する時は見通しの良い場所でも必ず止まり、左右の安全確認をしてから渡る。 ③夜間歩行中の死者11人中10人が反射材をつけていない。・・自分の存在をアピールするため、必ず反射材を着用する。 ④車に乗車中の高齢者が死亡した事故の内、ハンドル操作不適、ブレーキ操作不適、通行区違反が5件、安全不確認3件・・高齢者にも何らか原因がある場合がほとんど・・車の操作は慎重に、車に乗るときはシートベルトの着用。
●臨時認知機能検査と臨時高齢者講習・・75歳以上の運転手・・①認知機能が低下した場合に行われやすい、特定の違反行為(18項目)→「臨時認知機能検査」を受ける。 ②臨時認知機能検査で「認知機能が低下している恐れがあると判断されると」・・臨時高齢者講習を受ける。
●運転に不安を感じたら、運転免許返納の検討を・・免許返納後5年以内に申請すると運転返納証明書が交付される・・身分証明書として使用
●自転車保険への加入とヘルメット着用義務(鹿児島県・・平成29年10月1日から)・・自転車死亡事故の約6割は頭部を損傷・・ヘルメット着用・・中学生以下は保護者の義務・・その他の人は努力義務
●うそ電話詐欺の防止・・最近発生した事例の説明・・行動を起こす前に周囲の人に相談・・留守電機能の活用・・現金を家に置かないなど
〇道路横断の実技・・歩道を設置して・・車が通る映像を見ながら道路を渡る実技・・左右を確認して・・車が通りすぎてから渡る・・危ないと思ったら引き返す
〇俊敏性を計る実技・・俊敏性を測定する機械に、年齢・性別を入力・・緑のランプが2個点灯した場合に同時に押して時間を測定・・3回繰り返して、俊敏性の年齢を判定・・結果は実年令を4歳下回る結果となったが、若い時に比べて俊敏性が衰える年齢になったことを自覚。
〇運転適性検査車による検査・・①ハンドル操作検査・・ハンドル操作の適格性を検査 ②注意分散・複数作業検査・・女性が見えたらブレーキを踏む 男性が見えたらアクセルヲ離す 途中でアクセルを離したら減点 ・・結果は総合・・同年代で3 全体でも3
今回の講習で年齢と共に衰える俊敏性、判断力低下が自覚できたので、運転する場合は無理しないように安全運転に努めたいと思っています。また、自転車のヘルメット着用が努力義務になったので、早速自転車店に注文して今後は着用する予定です。
今回の講習の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。
会場全景
講演の開始
講演中
道路横断の実技(渡る前)
道路横断の実技(横断中)
俊敏性を計る実技
運転適性検査車
運転適性検査車内の検査機
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