8月19日、南日本新聞に【違法操業、人権侵害の常態化 中国漁船マグロ日本市場へ】の記事が掲載されていたので紹介します。
【記事の概要】〇違法な操業や船員への人権侵害が常態化する多数の中国漁船で漁獲されたマグロなどが、日本の市場に持ち込まれた可能性が高いことが、18日、分かった。
環境保護団体、環境正義基金(EJF、本部・英国)が、船の位置情報を利用した追跡調査や船員約70人への聞き取りなどを基に分析した結果で、共同通信にも船員が実態を証言した。
〇「無法地帯」監視届かず・・法や規制を無視した「違法・無報告・無規制(IUU)漁業」は世界の海で行われ、近年、大きな国際問題となっている。こうした操業をする船では船員への給与未払など搾取的な「奴隷労働」も横行するとされ、監視の目が届きにくく「洋上は無法地帯」との指摘も出る。日本ともつながる問題だが、解決に向けた動きは鈍い。・・・
〇不法行為をしている漁船と日本の市場も無関係ではない。・・・洋上では多数の漁船から大きな運搬船に漁獲物を転載することが一般化しており、これも合法品と違法品との区別を難しくする。・・「日本の取り組みが遅れており、規制強化が急務だ。規制が遅れれば、欧米で受け入れられなくなったIUU水産物が規制の緩い日本に流入するリスクが高まる」と話す。
以上、記事の一部を紹介しましたが、記事をスキャンして添付します。
※写真をクリックすると拡大し2回クリックすると更に拡大します。左上の←をクリックすると戻ります。