平成29年度「加治木ゆずり葉学級」(7回目)「みんなで考える日本のエネルギー」が1月25日9時30分から、姶良市加治木総合支所(多目的ホール)で開催されました。
ゆずり葉学級は高齢者が、いろいろな学習や活動に積極的に参加し、お互いに交流を通して絆を深め、地域社会に寄与しながら、高齢期を人生の最も充実した時期として、明るく楽しく健やかに生きることを目指して、今年度は姶良市内の6箇所で開設されています。(加治木ゆずり葉学級には49名が参加)
開会前に事務局の指導で、脳トレとして指の体操が行われ、9時30分になってから、講師:「九州電力霧島営業所」3名の紹介があり、パワーポイントを使って講演が始まりましたので概要を紹介します。
【講話の項目】・・「身近な電気と発電のしくみ」「日本のエネルギー事情と課題」「エネルギーを考える視点・・①安定供給 ②経済効率性 ③環境への適合」「再生可能エネルギー」「原子力発電」「まとめ」
【講話の概要】・・●身近な電気と発電のしくみ・・手廻し発電機を使った実験・・鍋でお湯を沸かして蒸気で羽根車を廻して発電する実験・・火力・原子力・地熱・水力・太陽光・風力・バイオマス・・発電のしくみ⇒(詳細は資料参照)・・●日本のエネルギー事情と課題・・日本の一次エネルギーの自給率⇒約6%・・●エネルギーを考える視点・・「安全性」+「安定供給」「経済効率性」「環境への適合」⇒(詳細は資料参照)・・
●再生可能エネルギー・・再生可能エネルギーの推移・・再生可能エネルギー 再エネ賦課金⇒ 一家庭当たりの金額の推移(毎年増加している)●原子力発電(PWR)・・加圧水型炉(PWR)原子力発電⇒PWRは、原子炉の中でつくった高温高圧の水を蒸気発生器に送り、原子炉内とは別の水で蒸気をつくる⇒(詳細は資料参照)
●冬の電気の省エネ・・効率よく電気を使うには・・エアコン⇒設定温度は控えめに(夏⇒28℃ 冬⇒20℃)・・照明⇒効率の良い電球の使用⇒電球型蛍光ランプの消費電力⇒白熱電球の1/4~1/6・・冷蔵庫⇒詰め込みすぎない・・洗濯機⇒洗剤は適量を守って・・温水洗浄便座⇒寒い季節だけ
●実験タイム・・分光筒をつくって光をのぞいてのみよう!・・白熱電球と蛍光灯のスペクトルの違いを確認・・
●停電時の確認方法・・近所を確認⇒①近所も停電している場合⇒配電線に事故が発生している。②近所は停電していない場合⇒分電盤を確認⇒リミッター、ブレーカー確認」⇒(詳細は資料参照)
●電気使用量のお知らせの見方・・請求金額の内訳⇒基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金-口座振替割引・・※前年同月電力量との比較で省エネ実績を確認できる
今回の講演では、パワーポイントの説明と実験等で楽しみながら日本のエネルギー問題と省エネ等について理解を深めることができたので、今後の生活の中で活かしていきたいと思っています。
講演の様子を写真で紹介し、資料をスキャンして添付します。
開会前の会場全景
講師紹介
講演開始
手廻し発電の実験・・発電機を廻して豆電球を点灯
手廻し発電の実験・・発電機を廻してLED電球を点灯
蒸気を発生させて羽根車を回転させて発電する実験
白熱電球(右)と蛍光型電球(左)の違いを確認
分光筒で白熱電球と蛍光灯のスペクトルの違いを確認
講演の最後・・質問コーナーもありました。
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