80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

朝霧

2018年07月10日 19時21分57秒 | 考える
朝霧
2018年(平成30年)7月9日(月) 晴れ
朝 目覚めて、ふと思った。
5年前、会社を辞めて、すっかり自由になったはずだが、
いつの間にか、自分自身の生き方、過ごし方を忘れてしまったらしい。


街に出る。
巷にはこれだけ人があふれているというのに、今現在、私自身の周囲には
ただ一人の知人もいない。
一人、スタバでコーヒーを飲んで、無為な時間をやり過ごす。

弟は、夜明け前に家を出て、陽が落ち暗くなって、やっと仕事から戻ってくる。

「夕飯は・・・?」の問いに、「いらない」という答えが決まり文句。
「そうか・・・。」

私はそのまま、惚けたように、パソコンに目をやる。

私には弟の食べたくなるような夕食を作る技術がない。
それはすっかりあきらめている。
とは言え、実際問題、それほどまずい飯だとも思わないのだが・・・。
要するに、そう・・・、「好みの問題」なのだと思って慰めている。

何か言ってくれる人がそばにいないと、迷いが折り重なっていく。

朝霧や、我独りいて、窓越しに、空見るごとに、迷い重なる。
迷いを語る友もなく。


どこか遠く、見知らぬ土地へ旅に行ってみたい。
誰も私を知る者のいない土地で、古い自分、そして新しい自分を探してみたい。

目的を持った生き方・・・?

どう生き終えるか?
偉そうに、世のため人のためと考えても、結局は他人には、他人なりの生き方、
そして考え方があるのではなかろうか?
今頃になって、そんな事を考えるようになった。

やるべき事があるというのは、それがたとえ遊びであっても、価値があるのでは
ないか?


過去の職場、出会う人、出会う人、総てがいい人ばかりだった。
これは、お世辞でも何でもない。
本当にそう感じている。


だからこそ、こうして一人になってみると、何ともやるせない気分になってくる
のかも知れない。

コメントを投稿