令和元年東日本台風により甚大な被害を受けた丸森町において,田植え作業が本格化しています。
丸森町小斎地区の大内喜博氏は,水稲を大規模に作付けしている中心的な担い手です。
令和元年東日本台風により,田植え機やコンバイン等全ての農作業機械や施設に加えて,収穫したばかりの米が浸水し,甚大な被害を受けました。また,収穫前の水田にも稲わら等が大量に流入し,収穫を断念せざるを得なかった水田も多くありました。
営農再開に向けて,多くの困難がありましたが,普及センターでは各種支援策を提案してきました。大内氏は国の補助事業等を活用し,農業機械や施設を再整備するとともに,水田の整備や育苗の準備をすすめ,ようやく昨年と同程度の面積の水稲を作付けできる目処が立ちました。
大内氏は,「大変な被害で,ここまで来るのに例年の倍以上のやるべきことがあったが,今年は我慢の年と思って前向きに頑張っていきたい。」と話しています。田植え作業は今月末まで続く予定で,今年もおいしいお米の収穫が期待されます。
育苗ハウスの前で
田植え作業の再開
農業振興部 G・E