当会、立岡理事長が、先週行われたエコールKOBE開設5周年記念イベントに参加して参りました。参加レポートをご報告させていただきます
●開催日時:2016年1月30日(土)9:30~15:30
●会 場:神戸市長田区、アスタくにづか4番4階
●参加者:総勢約200人(一般・行政・教育関係者・学生・父兄・他多数)
●日 程:研究ゼミ発表会/5周年記念イベント
■研究発表会
エコールKOBEが大切にされている「主体的に学ぶ」「本物の体験」「仲間とともに」にという理念で次々とステージ上で各々のテーマに基づく卒業生の研究発表が行われた。発表後の質問にも自信をもって応えられていた姿はたのもしく思えた。(例えばわからないことにはわかりませんと答える力など)
私が、研究発表で共通して感じたこととして、理念に基づく教育方針が見事に実践されている報告内容だったこと。そして実に一人ひとりの研究は堀り下げられていて、聞いている私たちも知らないことが多く驚き、学ばされたこと等。青年期の学びの場を踏んで育っていく大切さが見事に立証された報告だった。▼
■岡本 正 代表取締役
「エコールKOBEの立ち上げの経過とこれからの展望」の講演では、和歌山の小畑理事長との出会いが今日を築いてくる土台だったと話され、出会いの大切さが良く伝わってきた。開設5周年、岡本社長の皆さんを包み込む笑顔と人柄がエコールKOBEをここまで育ててきた事実と、更に未来に向かっての展望が明るいことを確信した内容だった。私の性格によく似ているのでお聞きしたら干支が同じとのことで思わず納得。▼
■実践報告・吉川史浩さん
「障害青年の学びを考える」と言うテーマで30分。報告を貫いているのは当校の理念をしっかりと実践されている内容でブレがなく自信ある報告だった。ここでも教育の大切さ、自分探しの時間保障の大切さを共感する内容だった。吉川先生、これからのご活躍、期待しています。▼
■シンポジウム「エコールKOBEの取り組みを通して障害青年の学びを考える」
コーデネーターを河南 勝学園長が、和歌山の小畑耕作さんと茨城の舟橋秀彦さんがシンポジストとして登壇された。小畑さんと舟橋さんのお二人の論は関西と関東と言う地域差を全く感じさせない共通した報告として印象に残った。上から目線ではなく、ある意味まる投げにし、じっくり待つ、あちこちにぶつかりながらも仲間集団の中にあって自分探しを保障する。その中でつかんだことは確かな自立だ。お二人の発言は確信に満ちていた。終わりの方で、小畑さんから5年以降に、実践してほしいこととして「暮らしの一人立ち」をめざすグループホームや下宿、アパート住まいなどを実践する事の大切さが語られた。私自身、親から離れ下宿住まいをした青年時代を思い出し、思わずうーんとうなずいてしまった。▼
★昼食中、滋賀からの発信として私から、専攻科づくりの組織化・運動化を提起した。(以上)
参加しての報告内容:専攻科滋賀の会・立岡 晄
(※写真についてはエコール神戸Facebook-Pageとリンクさせていただきました)
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