NPO法人 専攻科 滋賀の会

盲・聾・養護学校高等部への専攻科設置拡大、そして広く特別な教育的ニーズを有する青年たちの教育機会の保障をめざす滋賀の会

新聞記事掲載のお知らせ

2009年12月12日 07時32分05秒 | HPのご紹介
滋賀民報(2009年11月29日朝刊)に当会活動が掲載されました!


「専攻科滋賀の会」会長の立岡が、滋賀民報社の取材を受け、当会の取り組みと基本理念を紹介されました。

~上記記事内容です~
■「専攻科滋賀の会」がめざすもの
 私が長浜で無認可ひかり園作業所を始めた1975年には就学免除という制度があり、障がいの重い子どもは学校にすら行けず、自宅に閉じ込められていました。そうした家庭があるといういううわさを聞くたびに訪問し、作業所に連れ出して共に働き出したのです。
 友達ができ、生きる希望を見つけた仲間たちは作業所のことを「がっこ、がっこ」(学校)とよび、目を輝かせ働き始めたことを鮮明に覚えています。それから4年、悲願がかない79年春、全国に養護学校が設置され、不就学児は解消されました。そして、今年は養護学校が義務設置されてちょうど30年になります。
 ところで、なぜ障がい児の教育は18歳までなのか。発達の度合いがゆるやかなのだからあと2~4年の教育期間延長は必要なのです。
 そんな中、あと2年間通学できる「専攻科」が全国に8校(公立1校、私立7校)あることを知りました。
 「これだ!」と私は思った私たちは県内の全養護学校高等部の保護者と教師にアンケート調査をしました。その結果予想以上の72%の保護者、78%の教師が教育期間をあと2~4年延長してほしい、という熱烈な結果が出たのです。
 また、アンケートには次のような書き込みが約300通も寄せられました。
 
☆健常児でさえ大学や専門学校があるのに、障がい者は養護学校を出たらすぐに就職なんてありえない。障がい者こそもっと時間をかけるべきではないかと思う・・・(保護者)
☆健常者でも高校卒業後、短大・大学・専門学校とたくさんの人が進学してから社会に出ている。障がい者こそ大人になるための準備をする進学先が必要だと思う・・・(教師)
※現在障がい児を受け入れる側の作業所にも同様のアンケートを実施中です。

■「専攻科滋賀の会」に入会を!!
 前記のアンケート結果を県教育委員会や県内すべての養護学校好調等に届け、養護学校卒業後2~4年間通える専攻科、短大、大学などを開校するための「専攻科滋賀の会」が発足し、活動を始めたことを伝えました。
 「専攻科滋賀の会」では先日、鳥取大学に専攻科を開設したばかりの渡部昭男先生を招いた学習会を開き、多くのことを学びました。来春には障がい児の保護者によるシンポジウムや三重県にある専攻科「聖母の家学園」へ見学会などを予定しています。
 専攻科について懇談しました嘉田知事からは「研究します」と前向きな姿勢で励ましをいただいています。一日でも早く滋賀県に専攻科を実現するため、とりわけ保護者の方の「専攻科滋賀の会」への入会を訴えます。

メールでの問合せ→senkouka.shiga@gmail.com 
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