セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

私家版「レシート貼るだけ家計簿」リフィル

2008年07月06日 | マネー
そのような次第で、市販の「レシート貼るだけ家計簿」に満足できなくなってきてしまったので、自分なりに不満な点を修正したものをMS Wordで作成した。A4判30穴無地リフィルにプリントアウトして使う。

MS Wordのファイルは、こちら(→Go)に置いてある。興味をお持ちの方は、適宜ダウンロードの上、費目・仕分けの目安などを、自分なりにアレンジしてお使いいただきたい。

私が工夫した点は、以下のとおりである。
(1)費目名は最初から入力してある。省力化をはかった。
(2)月は、新しい月になったら、全部一斉に置換してプリントアウトする。
(3)レシートを貼るための目盛りの幅を広げた。比較的幅広のレシートにも対応できるようになった。
(4)目盛りの上までレシートを貼り終わったら、左の目盛り欄に貼るようにする。右側は、過去のレシートと重なるが、合計金額を確認するのには支障はない。
(5)使用頻度の低い左側の目盛りは幅・間隔を狭めてある。これによって、1枚のリフィルで3万円までレシートを貼ることができる。
(6・7)3万円を越え、1枚のシートに収まり切れない場合は、(6)の「続く」のチェックボックスに印をつける。また、(7)のカッコ内に1・2……と数字を付ける。
(8)目盛りの下端からの余白を大きくとった。このためレシートが下からはみ出てしまうケースが減った。
(9)予算・実績・収支欄を左側に寄せた。これによって、レシートで隠れる機会が減り、月末に集計する場合の作業効率が上がった。
(10)費目の内訳について、各ページに具体的に載せた。レシートを貼る作業の時に悩むことが減り、作業が手早くできるようになった。

普通のA4用紙にプリントアウトしたものに穴をあけるより、無地リフィルにプリントアウトする方が楽だ。2穴の用紙ではなく30穴の用紙を使うのは、頻繁なページめくりへの耐性を期待してのことである。また、30穴の用紙では、レシートを貼って紙が重くなってしまっても、紙が傾いでバインダーから外れてしまうことがない。
併せて、月々を区分するには、マルマンのA4判30穴12+1山のインデックス(L875A-99)を使う。
また、レシートの一時保管用に、同じくA4判30穴のクリアリフィルをバインダーにセットしておくと何かと便利である。
必要経費になりそうな本については、別に書名を書き留めておくのが面倒なので、私は、このリフィルに貼り込むのは止めてしまった。そのための本はすべてAmazonで買うようにしている。Amazonの領収書は、書名も載っていて、また、A4サイズなので、その領収書を直接、バインダーに綴じてしまう。

マルマン ルーズリーフ A4 無地 L854A
マルマン ルーズリーフ A4 無地 L854Aマルマン 売り上げランキング : 41779Amazonで詳しく見る by G-Tools


カール ゲージパンチ・ネオ(26・30穴) GP-130B
カール ゲージパンチ・ネオ(26・30穴) GP-130Bカール事務機 売り上げランキング : 392おすすめ平均 star
star重宝しています
starときどき少ない枚数に使うのはよいが・・・
star永く使えるオススメ!
Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「レシート貼るだけ家計簿」の不満な点

2008年07月06日 | マネー
「レシート貼るだけ家計簿」は、素晴らしい。その革新性について、発案者の馬場由貴さんには、敬意を評したい。

しかし、しばらく使ってみて、いくつか不満な点が出てきた……というのも、私の正直な気持ちである。

■毎月費目や予算を記入するのが煩わしい
毎月決まってる費目名や予算額を手書きで書くのが煩わしい。

■レシートの仕分けが覚えきれない
自分で決める原則ながら、あまり頻繁に出ない支出だと、どの費目に入れるべきか混乱することがある。

■途中で費目の変更がしづらい
こんな費目が必要だろうと目星をつけて、とりあえず始めてみるのだが、途中で、やはりこういう費目はいらない/必要だということが出てくる。しかし、本書の場合、冊子になっているので、そうした変更は、年度の途中ではやりにくい。新しいものを買いなおしても大した金額にはならないのだが……。

■目盛りの幅が狭く、右側の欄にいくほど使いづらくなる
一般的なレシートの幅は58ミリ。本書の目盛りの幅は47ミリ、隣の欄との感覚は5ミリ。合わせても53ミリしかない。ただでさえ幅が足りないのに、最近は80ミリ幅のレシートを使う店も増えている。「レシートが大きかったら折って貼る」といえど、実際には「すべてのレシートを折る必要がある」というのは、大きな問題だ。

■目盛りの高さが長く、下からレシートがはみ出てしまう
最近、コンビニなどでは、レシートの下に広告が印刷されたりする。お店によっては、ポイントやQRコードが印刷されたりもする。どんどんレシートは長くなっているのである。本書の目盛りの下端から余白は70ミリしかない。100~200円といった少額のレシートでも100ミリ~120ミリの長さがあるため、はみ出さないことがない。

■費目の合計金額が貼り込んだレシートに隠れて見えない
費目の合計金額を記入する欄は、レシートを貼り込む目盛りの真下にある。前述のとおり、ほとんどすべての項目で、レシートが下からはみ出るぐらいの長さになり、合計金額欄を覆っているので、月末などに集計する作業に支障が出る。


ともあれ、「レシート貼るだけ家計簿」は、初登場以来数年が経過し、年々改良が加えられている。今後も更なる使いやすさの向上を期待するものである。

ファイルカバー式新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! スッキリまとまる (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ)
ファイルカバー式新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! スッキリまとまる (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ)
主婦の友社 2006-10-01
売り上げランキング : 3009

おすすめ平均 star
star目からウロコ、これは楽だ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「レシート貼るだけ家計簿」の使い方

2008年07月06日 | マネー
忙しいビジネスマンが家計簿を付けるのに、もっとも効果があると個人的に思う、「レシート貼るだけ家計簿」の使い方を、紹介する。

■基本的な手順は、以下の3つ
1.やりくりしたい費目ごとに予算分けする
2.費目ごとに立てた予算をマークする。
3.使った金額に合わせてレシートを下から貼る。

■使い方の補足としては…
・貼りなおしができるように、セロテープで貼る。
・レシートが無い場合は、ペンで線引きをして直接書く(あるいは紙片にメモをして貼り込む)
・レシートが大きい場合は、折って貼る
・貼った後から前の日付が出てきても、順番にはこだわらずに貼る
・クレジットは、支払月ではなく、利用月に貼る

文章で読むほどには難しくない。実際に手を動かしてみればすぐに納得できる。

新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ)新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ) (主婦の友生活シリーズ)

主婦の友社 2004-10-01
売り上げランキング : 23276

Amazonで詳しく見る
by G-Tools