セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

増え続けるIDとパスワードを管理する

2008年04月13日 | デジタル
■オンラインサービスを使うとIDとパスワードが増える

Google Docs、livedoor Readerなどのサービス、加えてBlogや銀行、アプリケーションソフトのメーカーサポートなど、オンラインのサービスを使えば使うほど、IDとパスワードが増えてくる。
問題は、各種のサービスで同じIDやパスワードを使うことができないということだ。
あるサービスで使っているIDが、別のIDでは先に使われていて、自分は使うことができないとか、あるサービスのパスワードでは一部の記号が使えないとか、パスワードの文字数がマチマチであるとか、制限があるためだ。
これは、セキュリティの観点からは、多種多様なID、パスワードを使った方が良いので、悪いことではない。むしろ、ID、パスワードの使い回しは避け、多様なID、パスワードを使うべきなのだ。
問題の本質は、人間の側が増え続けるID、パスワードを憶えきれないということだ。

■紙への書き留めではオンラインサービスの利点を活かせない

こうした問題の解消に、多くの人は、紙に書き留めることで対応しているだろう。手帳に書き留たり、付箋に書いてモニターに貼ったり。
あるいは、人によっては、紙の代わりにエクセルのデータとして書いてるかもしれない。
問題は、複数のPCでオンラインサービスを使うことが多いのに、これらの方法では対処しきれないということだ。
オフィスのPCで新しいサービスのID、パスワードを作ったので、普段の手帳に書き込めず結局散逸してしまったり、必要なID、パスワードが自宅のPCのモニタに貼っているのでオフィスではわからずログインできなかったり。
そういうトラブルに陥ったことはないだろうか。

■ID Managerを使う

そこで、ID Managerの使用をオススメしたい。
http://www.woodensoldier.info/soft/idm.htm
ID、パスワードを管理するためのソフトはいくつもあるが、ID Managerがとりわけ優れているのは、FTPサイトを経由してデータの共有が可能になっている点である。
FTPサイトは、Yahoo!ジオシティーズや、XREA.COMなどで無料で使うことができる。

自宅、オフィスのPC、両方にID Managerをインストールしておき、FTPでデータを共有していれば、オンラインサービスのメリットをどこでも享受することができる。