私の地元、一小学区の学童保育所「星の子」の20周年の祝賀会がおこなわれました。
歴代の保護者会・地域役員、学童保育、児童福祉の関係者の方々が、第一学区コミュニティーセンターホール一杯に詰めかけ、大変盛会となりました。
主催者や来賓のご挨拶、関係者の方のスピーチでは、鶴岡の学童保育の歩み、草創期の苦労などが語られました。
20年前、学童保育所の制度も何も無い中で、「子どもを預けないと働くことができない、生活することができない」一人のお母さんの声から、第一学区でも学童保育が始まったということが赤裸々に紹介され、あたかも「日本の学童の始まり」のお話を聞くようでした。
現役の保護者の方々が当然ながら準備の中心になられ、当日も大勢参加されましたが、「働くために、学童を利用する」という、大変忙しい生活を送っている方々です。
そういう方々が「学童のために忙しくなる」というのはまさしく矛盾している訳ですが、それを乗り越えてこの準備に打ち込んでこられました。
「自分の子」の問題から、「学童の子」の問題に、それがさらに「一小の子」「鶴岡の子」(「日本の子」へも)の問題として、認識を深め、社会的使命感を高めていく。
学童保育の運動の中で、地域の子育て・教育の立派な担い手として歩んでいく、保護者の方々の姿には本当に頭が下がります。