山形県が私立高校への助成金削減を進めていることに対して、県内の高校生らが反対運動に立ち上がっています。
本日付けの日刊赤旗新聞東北欄によると、県は昨年度に前年比3.7%削減(削減は全国8県のみ)したのに続き、今年度は同7.6%、二年間で4億円=生徒一人年間36000円もの大幅な削減をおこなうと提案したといいます。
報道では、これに対して父母・教職員に続いて、高校生が行動を開始しているとして、
明日23日に県庁前広場で集会が開かれ、代表が県知事宛に要請書を手渡す行動が計画されていること、
13日に生徒実行委員会が発足、21日には山形市内で50人で宣伝行動をおこなったこと、
「親の負担を少しでも減らしたい。授業料が上がれば払えなくなり、学校を辞める生徒もでてきます。そんなことで友だちを失いたくない」(高校生徒会長)、
「経済的理由で学校を退学するなんて悲しいし、退学していく人はもっと悲しい。そんな生徒を亡くしたい。仲間を守りたい。削減案を見直してください」(山形市女子生徒)
などの声も紹介しています。
格差社会が進む中で、同じ高校生を仲間と思い、学校を越えて手をつなぎ合う、この高校生等の行動には、本当に胸を打たれました。
こういう若者たちは、山形県の未来を照す宝物です。明日の集会が成功し、全国に伝えられることを願います。
ところがこれに対し斎藤知事は、「(24日の集会は)特定の関係者による集会」として、使用料を徴収(8万円程度になるようです)したことが山形新聞夕刊で報道されていました。
こちらは、全国に知られると恥ずかしい、事務的で冷酷な対応です。
次の選挙でコメディアンなんかが立候補するとアブナイのでは?