関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

友だち思いの高校生らと、冷たい山形県政

2007年01月23日 | 子育て・教育

 山形県が私立高校への助成金削減を進めていることに対して、県内の高校生らが反対運動に立ち上がっています。

 本日付けの日刊赤旗新聞東北欄によると、県は昨年度に前年比3.7%削減(削減は全国8県のみ)したのに続き、今年度は同7.6%、二年間で4億円=生徒一人年間36000円もの大幅な削減をおこなうと提案したといいます。

 報道では、これに対して父母・教職員に続いて、高校生が行動を開始しているとして、
 明日23日に県庁前広場で集会が開かれ、代表が県知事宛に要請書を手渡す行動が計画されていること、
 13日に生徒実行委員会が発足、21日には山形市内で50人で宣伝行動をおこなったこと、
 「親の負担を少しでも減らしたい。授業料が上がれば払えなくなり、学校を辞める生徒もでてきます。そんなことで友だちを失いたくない」(高校生徒会長)、
 「経済的理由で学校を退学するなんて悲しいし、退学していく人はもっと悲しい。そんな生徒を亡くしたい。仲間を守りたい。削減案を見直してください」(山形市女子生徒)
 などの声も紹介しています。

 格差社会が進む中で、同じ高校生を仲間と思い、学校を越えて手をつなぎ合う、この高校生等の行動には、本当に胸を打たれました。
 こういう若者たちは、山形県の未来を照す宝物です。明日の集会が成功し、全国に伝えられることを願います。

 ところがこれに対し斎藤知事は、「(24日の集会は)特定の関係者による集会」として、使用料を徴収(8万円程度になるようです)したことが山形新聞夕刊で報道されていました。
 こちらは、全国に知られると恥ずかしい、事務的で冷酷な対応です。
 次の選挙でコメディアンなんかが立候補するとアブナイのでは?