地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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黄龍渓

2011年04月16日 21時29分34秒 | 中国



黄龍渓は成都市東南35キロのところにあり、1700年を越す悠久の歴史を持つ故鎮で、
古くは「赤水」と呼ばれました。
黄龍渓の名の由来は「三国志蜀書先主伝」にある黄龍の瑞兆出現の記録によります。
三国時代に諸葛孔明は南征のために、ここに軍を駐屯させました。
そのころ既に今の黄龍渓の原形があり、
その古い街路に今は明清代の古建築が保存されています。

青石で作られた小径、光沢のある真っ黒な板戸、古びた看板、木の柱と青い瓦の楼閣、
精巧な彫刻細工の欄干と窓、いずれも古風質朴で静かな雰囲気があり、
中国語で『川西一絶(「四川省西部での最高傑作」の意)』と評されています。
黄龍渓の古舞台は保存が行き届いた完全な木造で、清初に建てられたもので、
すでに300年以上の歴史を持つ、現在の中国でも珍しいものです。
古鎮は七本の古い街並から成り、合わせて約1148メートルの長さになります。

また鎮内には「天下一品」と評される、6本の樹齢1000年以上の
大きな榕樹(ガジュマル)がうっそうと茂り、
「榕洞天然古今奇観(ガジュマルの洞窟は天然にして古今の奇観)」と称えられ、
町のシンボルになっています。
樹齢1700年になるものまであり、黄龍渓の歴史の古さが分かります。

くねくねと曲がった、奥深い静かな古い街並の両側には
沢山の小さな料理店や茶館が並んでいます。
古鎮の豆花も有名で、ほとんどの軒並みに店があり、それぞれに特色があります。


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