そのひぐらし

日々の暮らし
ときどきカメラ遊び
お付き合い下さい

おにぎり

2014-01-31 22:06:09 | 
子どもの頃、遠足のお弁当はおにぎり
俵型 シンプルに海苔を巻いたもの
これが母の味のベストワン

味の決め手は海苔
西条特産のあの四角い海苔
湿気を帯びないように
保管に気を配って大切にしまってあった海苔を
火でていねいにあぶって
四角く切ってくるりと巻いてある

味付けのりなどとても及ばない
香りと味と食感

ああ、あのおにぎり もいっぺん食べたいなぁ
でも 西条の海も変わっちゃったから
あの海苔はもうないんだろうなぁ

と思っていたら!
ゆうべ!
何気なく見ていたテレビ
なぁんと
西条の海苔の収穫場面
自噴水できれいに洗って成型して・・・

あるんじゃぁ!!!

新海苔じゃぁ!!!

どこで売ってる?

かあちゃん

2013-08-06 20:58:45 | 
かあちゃんを想うのは
だいどころ
菜っ葉を洗えば
「もう それで おしまい?」
という声が聞こえる
汚れが無くなるまでちゃんと洗いなさい・・・と言われたことはなかった・・・

「野菜がいっぱいだときげんがいいのよ」(家族が喜ぶってこと)
そう言いながらお鍋を振っていた

かあちゃんを想うのは
物干し
日照時間の短い山里
いいお天気を逃さず家族の寝具を干していた
平地に住まいを移して
年をとっても 寝具の日光浴は不可欠
兄の助けを借りながら
いっぱい干し広げていた
干しものをするときは 母を想う

字を書いても
鉢植えに水やりをしても
母を想う

母が逝ってしまったこと
そのたびに思い出す
一周忌を過ぎても
そのたびに
胸が
ぐっと
詰まって
母が
一握りの骨になってしまったことを
そのたび 新たに 思い知らされる

親とはそれほどの存在

生きていても 死んでしまっても それ程の存在



かあちゃんへ

2013-05-01 22:22:42 | 
あのねぇ
大保木の家があったところ
地滑り対策工事のプレハブの建物 四人兄弟で買ったのよ
大保木に家ができた!!!

ほほほほほ

二十畳のひろさ
電気もある
トイレもある
水は・・・
水口からひけんやろかね
竹はたくさんあるから、樋はすぐできるよ

みんなで集まってバーベキュー

ねえちゃんちの孫たちも大保木が好きみたい

大保木の楽しさがよみがえるかも・・・

かあちゃんが お嫁に来た時の大保木はどんなやったんやろか
お嫁に来て 子どもを産んで 育てて 保母さんとして働いて
大保木のいろんな人と暮らして・・・

今日遊びに来てくれたネエちゃんは
大保木の家に咲いていた”カンナ”を覚えていたよ
私の記憶の中にも残っている

大保木

大保木

かあちゃんが 子どもたちを育てたところ
私たちが育ったところ

また 違ったかたちで みんなが集えるところになったらええなぁ・・・

きききりん

2013-01-23 10:21:21 | 
ムスメがつぶやく
「くるみ(来見)ばあちゃんて、きききりんに似とるよねぇ」
うんうん
たしかに
あの ふふふふふ と笑うところなんか そっくり

ムスメは以前にも
「くるみばあちゃんて、ハウルの動く城の主人公にそっくりよね」
うんうん
たしかに
ちょこまかちょこまか
走り回って家事をしていた


ムスメの心の中には こんなふうに母がいる