古民家SHIKIORI日記/Homenaje Project

アジア・アフリカ・ヨーロッパ、古民家SHIKIORIを舞台につながる音楽。
コントラバス奏者、松永誠剛のブログ。

So Now you Know by Sinne Eeg

2013-02-12 18:44:13 | Weblog
2月12日、
今日のヘビーローテーションの一曲はシーネ・エイの「So Now you know」
ドラムに"タイムキーピング"そして美しいシンバルワークの巨匠ピーター・アースキン、
コペンハーゲンの管弦楽団を迎え録音されたアルバム「The Beauty of Sadness」
(僕に始めて弓の握り方を教えてくれた先生や先輩が居る、最高にスウィングするオーケストラ)

音楽を仕事にしていると一つの曲を聞き続ける時間は減り、
音楽を始めた頃の無邪気さや正直さを失って行く気がする。

でも、僕が憧れる世界の第一線で活躍しつづけてる人は、音楽や人に正直。
だから、第一線に居られるんだと思う。

この曲の歌詞の意味は深くは分からないんです、
でも良い音楽というのは正しい文法や言語は最終的には関係無いというか、
言語を超えた世界にいって、色んな人と深いコミュニケーションが出来る、
人間が生み出したもっとも優れた"ツール"の一つなんだと思います。
世界的なヒットは歌詞が良いからと様々な言語圏に受け入れられるわけではなくて、
人の苦しみや痛みや喜びが言葉よりも先にスッと繋がって・・・

とか、色々考えるけど、(笑)
ただ良い曲、良い音楽なのです。


この優れた"ツール"を安売りすることも出来るし、
高く売る事も出来る。
そして、安く買う事も出来るし、
高く買う事も出来る。

指先で扱う事も出来るし、片手で扱う事も出来る、両手で扱う事も出来る。


10代の頃、貯めたおこづかいを握りしめて聞いた、
オスカー・ピーターソン・カルテット。
NY時代に食費を削って、通いつめたコンサート・ホールやジャズ・クラブ。

同じ金額を払っているのに、
同じ感動を得られる裕福なお金持ちの人は少ない。


音楽は普遍的な平等を与えてくれる。


シーネ・エイにとって母国語でない英語で書き下ろされた歌詞には"考えて、選ばれた言葉と想いが溢れている"歌詞になっていると思う。
2013年5月11日(土)に古民家SHIKIORIで聞けると思うと自分の仕事は最高に幸せな仕事だとさらに思う。



「So Now You know」
http://www.youtube.com/watch?v=CMzsT9-qh8w

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