KOKOPELLIの想い出

2010年に南アフリカ・グラムスタウンのローズ大学で日本の音楽・文化を紹介する講義を頼まれた事がある。
お話を頂いた時から、
色んな書籍を読みあさり、自分なりに「JAZZ」という音楽、言葉、文化が日本で持つ意味、人々に与えた影響を少しづつ繋ぎ合わせていく作業をした。

最終的には南アフリカへの移動の飛行機の中で自分なりに伝えたい事をなんとかまとめた。

ローズ大学の教室、
40名以上の学生と一緒に偉大な大先輩たちの音楽を聴きながら、話を進め、
限られた時間の中で最後に一曲
KOKOPELLIの「Sprit of the Forest」をみんなで聴いた。

学生のみんなが真剣に話や音楽を聞いてくれた事が嬉しかったし、
授業時間が終わっても、みんなからの質問は終わる事がなく、有意義な会話が出来た。
自分の人生の中でも忘れる事の出来ない、とても想い出深い時間になった。


海外で過ごす時間が長くなると、日本語や日本の香りが恋しくなる。
もちろん、食べ物も。

僕にとってココペリの音楽は何処の国にいても、日本に連れ帰ってくれる音楽。

SHIKIORIを漢字で書くと、「想いが帰る庵」
思いっきり当て字だけど、
おそば屋さんみたいなので、あまり使わない。

想帰庵でKOKOPELLIの音楽が聴けること、
スウェーデン、そして日本の大切な友人たちと一緒に時間を過ごせること、
いろんな事が重なりあって来ている感じがする。

愉しい。






～KOKOPELLI & Nils Bergシネマスコープ～
2012年5月11日（金）
SHIKIORI
18:30開場　19:30開演
3500円

＊ 出演者
＜ココペリ＞
さがゆき(vo )林正樹(pf) ゲスト:セバスティアン・カプテイン(Dr)
＜ニルス・バーグ・シネマスコープ＞
ニルス・バーグ(Ts/BsCl)クリストファー・カンティロ(Dr)松永誠剛(B&El)
ゲスト:Saara(pf,Key)

主催／Asian Cape Connection
後援／Swedish Arts Council