なんでこんな名前? その④「犬の髭」「狐の孫」…

2022-10-12 23:45:25 | 花や風景など
見た目で付けられたのか、名付け親のセンスの問題か、ともかく楽しい。
雑草といわれ、その筋の方々(農作業や園芸される方々)には迷惑がられているとは思いますが、
グッと近づけばそこには「小さな花の世界」が広がっています。

犬の髭(イヌノヒゲ)』(ホシクサ科) by 上野森林公園
いつも水がちょろちょろと流れているような湿地帯で、

まさかそんな名前と知らずに近づいて撮る。
 
よく見れば「キクの花」のようにも見える…

≪秋の湿原に咲く湿性植物。科名はこの仲間の白い頭花を星に例えたもの。
 一面に咲く様子は満天の星空のよう。
 また、和名は「犬の髭」で、細く尖った総苞片(あるいは株全体の姿)の様子を
 犬のヒゲに例えたものとされます。
 現代では犬のヒゲはあまり意識されていないようで、
 イラストなどでヒゲが描かれているものはほとんどありませんが、
 江戸時代の頃の犬の絵をみると、はっきりした放射状のヒゲが描かれていることが多く、
 昔の人は犬のヒゲを現代人よりもはっきり認識していたことがうかがえる≫ とか。

今度、大人しそうな愛想のいいワンちゃんに出会ったら「ひげ」を見せてもらうことにします(笑)。

これもきっと厄介モノだと思われているのでしょうか?
それにしても可愛い…
狐の孫(キツネノマゴ)』(キツネノマゴ科) by いろんな所で見つかります…
見つけた場所で写真を撮るのは小さすぎて難しいので、
食卓の上で撮りました。
 
下を向いて歩いていると、よく見かけます。
ほんと「雑草扱い」なので気が付かないだけ(笑)。
でもね、
≪名の由来は、花穂の形を孫狐のしっぽに見立てたものといわれるが、
 花が孫狐の顔に似ているからなど諸説があるらしい。
 乾燥させると腰痛、風邪などに薬効があるとされており、
 清の時代には目薬としても利用された。≫ とも。
これって薬草じゃん!

小っちゃな花ばかり見ていると目が疲れます(笑)、
壮大な遠くの景色「室生火山群」の山々が薄っすらと見えます…
(↑ リンクした写真は「竜王山登山道第二展望台」から)
 ←10/12本日の遠景

ではまた

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