川上ダム試験湛水前見学会その2 「堤体直上流ヤード」は事前予約限定版

2021-11-16 15:30:01 | ダム(おもに川上ダム)
『堤体直上流ヤード』行き🚌4号車は、往路出発11時/復路11時50分発。
(チャーターバスは4台あったような…)
わぁ50分も見学できるんだぁと喜んでいたら、片道20分かかるという話…

 (2021/7/20撮影)
丁度この写真に見える、左側裾の工事用道路を🚌は行きます。
この辺り10数年前までは普通に生活していたと思われ、
ダム建設が決まった時に集団移転している旧青山町川上地区です。
※離村式は平成16年3月、川上区開村式は同年6月。(川上ダムHPより
真ん中に流れている川は「前深瀬川」。
「川上川」との合流地点にこのダムです。

水が貯まると行けなくなる…堤体直上流ヤード』ご紹介コーナーです。
堤体上から見た景色では、こんなんでした。

ミニチュアの🚌と蟻んこのような人だった(笑)、

では、🚌に乗り込んで出発!
  
ダム路でもある県道39号線を走り、途中から工事車両専用道を通って川床部へ下ります。
途中資材置き場であった所の「アスファルト剥がし」の現場も通りますが、
アスファルトの状態で水没させるわけにはいかないということでしょうか?
ここに貯まった水が木津川を通して流れていく…と思うと、
原状回復しつつ、最善の川床にして湛水していくんでしょうね。
 

『堤体直上流ヤード』に着いて、
職員さんから危険な場所へは行かないように注意を受け、
担当の職員に気になることは何でも聞いてください、と。
巨大な堤体を目の当たりにしての説明でしたので気もそぞろ スミマセン。
 
真っ青な空にも感謝です
 
「堤体」反対側左側の山ですが、ここも対岸の山も、
木々はすべて満水になる位置辺りまで伐採が進んでいます。

では、それぞれに説明版がありますのでそれを添付しておきます。

常用洪水吐設備
  
※台風接近や大雨の際に下流に放流する水量を調整する設備。
台風や大雨時などにダムへ流れ込む水の量が多くなってきたとき、
ダムから放流する設備です。
また、下流に影響を与えないように放流する量を調整します。
 説明版

選択取水設備
  
※ダム湖の水は表層・中層・下層で温度や濁度などが異なります。
必要に応じて取水する高さを変え、深さにより異なる性質の水を
目的に応じて取ることを選択取水といい、
下流の冷水対策、濁水対策などとして利用されます。(ダム事典より)
 説明版

閉塞ゲート』、これは資材の一部の展示です。
  

「堤体直上流ヤード」から見た大切な設備を見せてもらいました、
これこそが「ダムの中枢設備」ですね。
ほんとに今しか見られない設備ばかりで、一生に一度の経験ができ、
来て良かったし、事前予約者のみしか行けない場所だったので、
選ばれたことにも感謝です(笑)。

時間も来ました、
  
再び🚌に乗って、水没してしまう橋も数々、
二度と来れないと思うとちょっぴりセンチメンタルにもなります…
工事が始まってから約2年ほど、日本のダム工事もスゴイです。
ワタシもよく通いました(笑)、今でも時折、
タワークレーンの雄姿」を思い出しますから…

さぁ、🚌で「左岸天端」に戻りました。
いよいよ、
 挑戦します!

つづく
コメント (2)
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