11月8日 京都府宮津市 こちら方面に来た帰りは、お昼もおいしいものが食べた~いとこちらの昼膳を食べる事にしています。 今回は海鮮陶板焼きの昼膳。いつも違うお料理でとても美味しくてまた行きたいと思うお店です。 明治期築という建物の風情を残している伝統ある老舗宿です。 訪れた文人墨客が残して行った数多くの作品を館内には「ちいさなちいさな美術館」と控え目な名前を付けて展示公開されています。
大正ゾーンのお食事処「せいき」で昼膳を戴きました。 建物の写真を写していたのをご覧になりご主人様が出てこられて建物の説明をして下さって、食後には建物や「ちいさなちいさな美術館」を見学させて戴きました。
玄関上部には江馬天江(えま てんこう)(1825~1901)の「江山無盡蔵」とかかれれた「大宇宙は無限の広がりを持っており、その中で人間のはたす使命とは」と解釈されている書が掲げられています。 書家・漢詩人・医師として有名な人。 玄関を入ると左壁には昭和初期の「大きな古時計」がいまも時を刻んでいます。
この部屋は60畳でとなりは45畳の二間続きの大広間があります。 大広間の特徴は周囲がカーブして格子になってる折上格天井(おりあげごうてんじょう)です。二間続きで両部屋とも折上格天井になっている旅館は日本で二軒だけらしいです。
一階文人の間に展示してあるのは「七つの子」「しゃぼんだま」などで有名な童謡詩人の野口雨情(1882~1945)の色紙。 「空を 眺めて 高いこと」 とかえるの書画が展示されています。 「ちいさなちいさな美術館」と控え目の名前が付けられていますが内容が濃い素晴らしい宝の宝庫です。 お食事も美味しいですしお勧めです 清輝楼は http://seikirou.co.jp/ です