1654)房総ワンデイハイク 香取市小見川（９景目 城山公園）

　富士山と美保松原が世界遺産に登録されました。平泉が世界遺産に登録されたことを盛岡で迎えたことがついこの前のようです。今回の登録で国内の世界遺産は17件目だそうですが、今の小学生は全部言えるそうですね。私は半分ぐらいしか分かりませんでした。



　小見川彷徨の最後を飾るのは、小見川大橋から県道44号線に沿っても約30分歩きたどり着いた城山（じょうざん）公園です。


（急坂上にある城山公園入口　－香取市小見川 2013/05/05－）

　城山公園は戦国時代、千葉氏の一族である粟飯原氏が城を構えていました。1590（天正18）年の北条氏攻めの際、北条氏側についたため、小見川城も陥落しました。北条氏攻めというと小田原城の兵糧攻めが浮かびますが、その周辺ではこのような戦が多々繰り広げられたのでしょう。

　それから約420年後の今日、城山公園はツツジの名所となり、訪れた日はツツジ祭りの最中でした。桜のようにパッと散るわけではないですが、見頃は過ぎたように感じられました。


（色とりどりのツツジ　－同上－）

　城山公園の奥には忠霊塔がありますが、その裏に回ると香取市小見川の町から利根川、果ては鹿島臨海工業地域まで一望できました。山城跡は概して景色がよいですが、城山公園からのそれは、今まで私が見た中で上位に入ります。彼方には前回ご覧いただいた小見川大橋が見え、あそこから歩いてここまで来た事にささやかながら感慨深いものがありました。


（城山公園から東方の眺め　－同上－）

　小見川彷徨は歩き甲斐のあった２時間半でした。お付き合いありがとうございました。



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