映画@ある子供/L' ENFAN

2006年08月30日 12時26分30秒 | 映画 あ行
20歳の青年ブリュノは定職にも就かず、
ひったくりなどでその日暮らしの日々
やることなすこと行き当たりばったりで、
思考回路もまるで子供のまま。。

そんなブリュノは、18歳の恋人ソニアが自分の子供を
産んだとういのに父親としての自覚どころか
関心さえ示そうとしないのだった。。
そしてある時、ブリュノは深い考えもなしに
その子供を売り捌いてしまうのだった


若年層の失業率が20%に達し、未来を見出せない若者が
急増しているというベルギーの社会情勢が背景にあるのだそう
この作品、とっても社会派ドラマながら
いまひとつ、入り込めなかったなぁ。。
あまり爽やかな気持ちにはなれないね~
無駄なシーンはほとんどないし、音楽もない
しかし、リアルなようでリアルじゃない気もするし
短時間にまとめてあるせいか、説明不足気味の部分も。。
それにこれきっと、観る人によって違う受け止め方の出来る作品だね

主人公のブリュノの行き当たりばったりの行動は、
いつも裏目にばかり出てしまう。。
性根が悪いワケじゃない、ただ何の計画もないだけ
世の中には、しっかりした若者だってたくさんいる
でも、こんなどーしょーもない若者がいるのも現実よね
邦題の「ある子供」って、赤ちゃんの事を指しているのだと
思っていたけど、「ある子供」っていう表現が、どこにでも居る
子供の中のひとり、この映画の中の大人になりきれない若い父親、
母親にもあてはまるって事なのね。。

それに、経済力のない若い2人に子供が出来ちゃった、
なーんてこと、この2人に限ったことでもないし。。
自分の子を、盗んだモノと売るのと同じように売ってしまう
なんとも恐ろしい話しだけど、彼にとっては生まれたての赤ちゃんは
モノと同じだったんだろうね。。
ただ、「買ってくれる人はお金持ちなのか?」と言ったブリュノの
セリフが自分への報酬じゃなく、子供の行く末を心配する
言葉だったと思いたいけどね。。

ブリュノの一連の行動を観ていると、
ラストで、やっと救われた~って気が一瞬したけれど
どうも、ブリュノが改心したとは思えないし、
あの涙も一時の事のような気がする。。
私って歪んでるかな~?
だけど、希望はあるよぉ!!
未来はあるもん、こんなダメダメなヤツだけど、
成長出来る、その可能性は無限大なのだからね♪


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ああ日本映画は何処に (詩音魔)
2006-09-01 00:55:57
こんばんは はじめまして

あなたのページを見させて頂いて言うのも失礼ですが、日本映画が世界に輸出され一番稼いでいた時代が夢のようです。見ようとして魅力ある映画が外国映画ばかり、なんとも残念です。
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はじめまして (satty)
2006-09-01 18:25:24
詩音魔さん

日本映画、もっともっと頑張って欲しいですね

面白い映画もたくさんあるけれど

でも、やっぱり観てしまうのは外国映画です
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