拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

脱落

2006年05月22日 20時18分09秒 | お仕事の話
本日は、今週末から順次開催される県体の壮行会でした。


ほとんどの部において3年生は最後の大会になります。
もちろん、この大会にかける意気込みは目を見張るものがあります。

出場する選手全員がユニフォームを着てステージに上がり、
各部のキャプテンが決意表明等を行うのですが、
うちの部は
(しばらくの間このブログを読んで下さっている方はご存じのとおり)
3年生がみな辞めてしまいましたので運動部で唯一、
2年生のキャプテンが決意表明を行いました。

その間、運動部に入部していない子は体育館後方で選手たちの話を聞くわけです。
(みなさん、経験ありますよね?)


で、校長が激励の言葉を贈るわけですけど、


そ こ で ブ チ ギ レ で す よ


このこーちょー、こんな挨拶したんですよ。

「えー、ここにいる選手諸君は3年間練習をやりぬいてきたわけで、
中には途中で脱落した者もいたわけだが、……



(゜Д゜) ハア??



「脱落」だと!?


思わず小声で「脱落ぅ?」って言っちゃいましたよ。

その声が自分が思ったより大きくて校長に聞こえたのか、
その後で「脱落と言っても理由があって部活を辞めた者もいるわけだが…、」
なんて言ってました。
さすがに自分でも今のは失言だったって気付いたんでしょうね。


しつこいようですが、
つくもは不本意な形で2人、いや6人の生徒を部活から失いました。
みんながみんな辞めたくて辞めた訳じゃない。
辞めざるを得なかった子だっていっぱいいるわけです。
前述の2人の子の一人はストレスによる激しい胃痛で学校生活すらままならない状況に陥ったため辞めました。
もう一人は不慮の家庭環境の変化で彼女が家事の一切をせねばならなくなったために辞めました。


この二人のどこが「脱落」というのか?


つくももカチーンと来たわけですが、
生徒にとってはとても辛い言葉だったと思います。


不幸中の幸いというのかどうか……、

本当はステージの上で決意表明を言うはずだったキャプテンの子は、
「壮行会に行きたくない」と言って保健室にいたそうです。
校長の心ない言葉を聞かなかったのは良かったですが、
彼女の中でまだしこりが残っている、
まがりなりにも部活動で過ごした2年間が「良い思い出化」されていないという事実は、
つくもにとってかなりのショックでした。


やはり、我々は時間という非常に頼りない存在にすがるしかないのでしょうか?




しかし、それにしてもまたきわどい話書いちゃった。
また閉鎖だな、こりゃ(苦笑)

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