拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

解釈の問題

2005年11月07日 21時14分31秒 | お仕事の話
かねてより何度かお話しさせていただいた、
「詩を読む」授業が、今日完結しました。

その内容は簡潔に、


ハナミズキ → 死者の恩返し。

アゲハ蝶 → 自己存在の探求。

SEASONS → 絶望と希望。無常観。

ネコに風船 → ありふれた幸せ。

くるみ → 過去との訣別。未来への信頼。

遭難 → 比喩の深み。不倫。


初めこそ「こんな授業アリなの?」っていう生徒の反応でしたが、
最後には歌詞に興味を持ってくれたようで幸いです。
「授業でやった曲はとても印象に残る」という声は嬉しいですね。

歌詞の解釈をすること自体はそんなに意味あることではないだろうけど、
歌詞を解釈(とまでいかなくても味読)しようとする態度を育成したいと思ったのです。
高校生にとって「歌詞を読む」という行為はどんどん遠ざかっています。
ケータイの「着うた」でダウンロードするのがほとんどで、
レンタルさえもあまりしない。
当然、好きな曲に限ってしか購入はしません。

それも、その「好きな曲」というのが大体が耳障りのいい「消費音楽」で、
大人である自分が「それは『消費音楽』だよ」って言うのも変です。

世の中には鑑賞すべき音楽が満ちていて、
それらに触れることによってもっと世界を広げて欲しいのです。

つくもが関われるのはせいぜい在学中の3年間であるけれど、
その先の長い人生への道筋の露払いくらいはできるでしょう。

何年か経ってこれらの曲を聴いたときに、
思い出してもらえると嬉しいですね。

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2 コメント

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Unknown (やる気のない人)
2005-11-07 22:31:01
さては、耳障りが「いい」っておかしい。というコメントを待っているな?じゃあね。また飲みましょう。
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Unknown (つくも@管理人)
2005-11-08 20:05:57
確かに「耳障りがいい」っておかしいですね・・・。

「耳触りがいい」って書こうとしたんですけど、

そんな言葉もありはしないのかな?
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