拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

漢字検定の意外な効能

2006年06月14日 21時12分57秒 | お仕事の話
今週末に漢字検定が行われます。


学校規模が小さいので受検者を集めるのがなかなか大変なんですが、
(20名以上いないと団体受験できないんです)
その分、きめの細かい指導を行うことが出来ます。
今週に入ってからは放課後に補習を行っております。

で、嬉しいことが一つ。

受検者の中に2年生の時に学校を休みがちだった子がいるんです。
外見はいわゆるギャルではないにせよ、
ちょっとアイライン引いてたり、
時々髪を染めてきてみたりと、
いかにも「ちょい悪女子高生」という感じの女の子です。
2年生の時にちょっとトラブルがありまして、
友達が次々と学校をやめていく中、
「自分はなんとか卒業したい」と言って学校に留まった子です。

今年も3年生になってから2勤1休状態ですが、
今週に入ってから毎朝遅刻することもなく学校に来てくれています。

「だって、漢字検定落ちたくねーやん。」

もともと能力は低いわけではなく、
国語や英語に関してはうちの学校の中では高い方に入る子です。
1年生の時からどういうわけかつくもになついてくれて、
好きな教科は「国語」と言ってくれます。

「先生、漢字検定やるとき言ってな。私、受けたいけん。」
そう言ってくれたときは嬉しかったですね。
しかも、結構難しい準2級を受けます。
今、検定の合格に向けて、放課後まで残って勉強しています。


正直、いろいろあって疲れることも多いこの仕事ですが、
こういう子の存在がある限り、がんばろうかな、って気になれます。

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