goo blog サービス終了のお知らせ 

何故歯医者が美顔術?

2009-05-27 02:11:43 | 歯科
昨年9月に耳たぶ回し美顔術という本がでて、御陰さまで4万
部売れ好評を得ています。
皆さん歯医者が何故美顔?とか思われているようですが、

これは顎の機能の改善によるもので、あくまで歯科からのアプ
ローチです。顎の機能が改善すれば頭部の血流は良くなるので
す。結果、小顔やシワがとれるということで、顎関節、顎、咀
嚼筋といった歯科に関連した機能について皆さんにちゃんと知
って欲しいのです。

歯科の理解を深めればもっともっと健康で綺麗になれる、良く
咬むことや良く笑って顎を動かすことで免疫力がアップするの
も顎の機能です。芸能人が若いのも良く喋ったり、良く笑った
り、笑顔をつくったり、口を良く動かしています。

現代社会ではストレスにより多くの人が無意識のうちに食いし
ばり、顎が固定され、顎の機能が低下していきます。

あまり知られていませんが歯周病の大きな原因の一つと考えら
れます。
顎の機能が低下によって老化が始まると言っても過言ではあり
ません。


ただそんなことを声を大にして言わなくても、綺麗を目指して
顎の機能が改善していけば良いと思っています。
我々医療従事者はどうしても「疾病」に焦点をあてがちで「健
康」に焦点をあてていません。

焦点をあてたものがクローズアップされるため、より「健康」
に焦点をあてていきたいと思っています。

人間の体は体液の循環によってなりたっています。
体液には往路と復路があり、
往路は動脈、復路は静脈、リンパ管、組織間液の3系統にわか
れています。

後者2系統 リンパ管内のリンパ液 組織間のリンパ液の2系
統が リンパとよばれていおり
世の中ではリンパマッサージやリンパドレナージュと呼ばれ、
その他にもいろいろなリンパテクニックがあります。

いわゆる「むくみ」もリンパ液であり、怪我をした時のでてく
る黄色の半透明の液のことです。
血液が赤血球を含むのに対して、リンパ液は赤血球は含まず、
白血球や白血球が取り込んだ異物、やそれを処理した老廃物を
ふくみます。

リンパ管には切れ目も多く、編目状でリンパ液はリンパ管と組
織間をいったりきたりしています。

リンパ管は静脈と融合し、血液となって全身をめぐり、老廃物
は腎臓や肝臓で処理されます。
リンパ管な関節部で流れが悪くなるため、リンパ節を関節周辺
において、関節の動きによってポンプされる仕組みになってい
ます。
ソケイ部や腋下リンパ節は足や腕の動きでポンプされます。

顔面のリンパのポンプの役割をする関節は顎関節のみであり、
顎関節の可動性を大きくすると顔面の老廃物は一気に流れます


リンパのポンプ作用を補いながら、関節の可動性を大きくして
いくことも可能です。

さとう式のリンパケアが他のリンパテクニックと圧倒的に違う
ことは
今迄のリンパテクニックが、手の力でリンパ液を流そうとして
いるのに対して、さとう式リンパケアでは関節の動き、筋のス
トレッチによってリンパ液のポンプをさせる、、、要するに本
来人間(人間だけでなく動物すべて)がもっている機能を活性
化することを目的としていることです。

体液循環を直接ポンプすることではなくポンプ作用を活性化さ
せてあげることです。

人工呼吸器に人間をつなぐと自らの呼吸(自発呼吸)は弱くな
ります。
ずっとエレベーターや車にのっていたら筋力は弱くなります。
体液循環も補ってばかりでは、自発力が弱くなってしまいます


さとう式リンパケアは体液循環の自発力を維持するものです。
機能を活性化するものなのです。

人間も細胞も組織が活性化するのには強い力はいりません。組
織の機能を認識し促すだけで良いのです。
強制的な力より自発的エネルギーのがずっと効果が高いのです


さとう式リンパケアでは本やDVDでみてやってみるのと、実際
に受けてみるのとでは、驚くほど力の入れ具合が弱くまたその
効果も違います。このタッチだけは動画や本ではなかなか伝え
きれないので残念です。

分子生理化学研究所にて定期的に講習会を開かせていただいて
います。
多くのエステティシャンや手技療法家の方達が講習会に参加さ
れ大変満足していただいています。美意識の高い一般の方も多
数参加され、効果を実感していただいています。




リンパケアにおいて大切なのは顎の運動によって咀嚼筋をスト
レッチし、筋を柔らかくし組織液を流動化させることです。
疲労や老化によって筋は収縮し組織液が固定されると筋は固定
され、組織液循環と血液循環が悪化します。組織液の流動化に
より細胞は新鮮な組織液に満たされ、水分量もアップします。


体液循環を改善することによって真のアンチエイジングを目指
していきたいと思っています。

小学校の検診

2009-05-24 16:20:59 | 歯科
小学校の検診が終わり、お子様が受診される。

虫歯になりそうな歯があります。
歯肉炎があります。
歯並びに問題があります。


など、、、全く問題ない場合も少なくありません。

矯正などでも「すぐ治さなければいけない」などと学校医が煽る場合があります。
受け口などの場合はすぐ必要な場合もあります。

歯科矯正はいつでもできます。当院でやっているマウスピースによるプレ矯正は
犬歯が生え始めてから抜け終わるまでの間ならいつでもかまいません、始める時期は
早ければ早い程良いということはありません。

プレ矯正



私は矯正専門医ではありませんが、矯正専門医にまかせるならいつの時期でも矯正は可能です。

矯正専門医の中でも「すぐに始めなければ駄目だ」と煽る先生もいます。当院では矯正の専門の
先生と提携して相談しながら、良い時期をみはからって進めていきます。


口唇小帯についても
3歳時検診や幼稚園、小学校の検診などで、切らなければいけないと聞いて受診される方がいます。
これも

小帯異常

前歯が離れるほどのものであれば、小学校の中学年以上でやれば、局所麻酔で外来で簡単にできますし
小児のうちに無理矢理押さえつけてレーザーなどで表面だけ切ってもあまり意味はありません。

また困ったのが
CO シーオーと呼ばれるものです。10年前くらいだと年配の先生はCOの概念がなく歯の溝が少しでも
黒いとC2シーツー 虫歯と判断されてしまいます。
早期発見、早期治療ということで、「虫歯があるからすぐ治してきなさい」と学校で言われてきます。

それに対し、「昔は早期発見、早期治療でしたが。これはまだCOの範囲です、初期虫歯ですので観察で良いですよ」
とお話します、しかし親御さんは片方で虫歯といわれ、片方でまだ大丈夫といわれ、不安になって
他の歯科医院を受診、、、「虫歯ですね」といわれて、削って治療されてしまう、、、

COシーオーとは、初期虫歯ではあるものの実質欠損がないもの(穴があいていないももの)です。
穴さえあいていなければ管理によって再石灰化が可能です。脱灰が始まっているため、エナメル質の
表面がやや白濁するのが特徴です。


CO

最近ではようやく年配の先生もCOの概念も知ってはいるようですが、COにもなっていない、溝の着色などで
COで紙をもらってくる場合も多いですね。


不況のせいか、最近は「すぐ治療をはじめなければだめだ」とか「ほおっておくと大変なことになる」なんて
煽る学校医や歯医者が増えて来ている様な気がします。

私は必要なのは治療や手術ではなく、ケアなんですね。
現在の保険医療がケアには報酬がないため、ケアの概念がなかなか根付くことがありません。

ケアってのは決して放置することではありません。「まだ大丈夫ですよ」っていうと安心して放置されると
困ってしまいます。

必要なのは早期発見早期治療ではなく早期発見要観察、さらに適切なケアです。



 「逆説の十か条」

2009-04-24 21:23:11 | 歯科


 「逆説の十か条」

 1.人は不合理、わからず屋で、わがままだ。
   それでも、愛そうじゃないか。

 2.何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、
   人はあなたを批判する。
   それでも、良いことをしようじゃないか。

 3.もしあなたが成功すれば、
   偽者の友人そして本物の敵が現れる。
   それでも、成功しようじゃないか。

 4.今日、行った良いことは、明日には忘れられる。
   それでも、良いことをしようじゃないか。

 5.誠実で、そして正直であれば、
   あなたは傷つくかも知れない。
   それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。

 6.大きな理念を抱く大きな人は、
   小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。
   それでも大きな理念を抱こうじゃないか。

 7.人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。
   それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。

 8.何年もかかって築き上げたものは、
   一夜にして崩れ去るかも知れない。
   それでも、築こうじゃないか。

 9.助けを必要としている人を、本当に助けたら、
   あなたは攻撃されるかも知れない。
   それでも、助けようじゃないか。

10.持っている最高のものを、世の中に与えたら、
   自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。
   それでも自分の最高のものを、
   世の中に与えようじゃないか。


  Anyway The Paradoxical Commandments Finding Personal Meaning in a Crazy World by KENT M. KEITHより  神田昌典翻訳 

朝そうじダイエット

2009-04-23 23:37:27 | 歯科
思いつきました、いままで自分がやってきたことと
学んで来た事をごちゃまぜにしてガラガラがポンした
ダイエット方法


願いが叶う、運気アップ、元気になる、世の中が良くなる
究極のダイエット法「朝そうじダイエット」




ミッション

疲れている子供達をなんとかしたい



私は臨床の中でいつも筋をさわっているが、今の子供達は非常
に筋が硬く全身が凝っているのに驚かされる。

運動量が絶対に少なく、全身の筋肉が凝り、疲れている子供達
を絶対になんとかしなければならない。その為には大人は変わ
らなくてはいけない。



朝掃除ダイエットとは


朝掃除ダイエットは、適度な運動をしながら、全身の凝りを無
くし身体を柔らかくし、前向きなイメージトレーニングで、理
想の身体と心をつくるダイエット法である。

多くの人がダイエットで不健康になっていく。健康で美しくな
り、自己実現しながら、勝手に子供の見本になり教育になり子
供を活性化させる手法である。




方法


1日30分、朝掃除をする。5分リンパケア20分掃除5分リ
ンパケア
掃除は主に雑巾掛け。

このリンパケアとはさとう式メディカルリンパケアを示すが、
簡単なストレッチ等の準備運動、整理運動でも良い

何故リンパケアなのか、筋をリリース(非常に弱いストレッチ
をかけること、解放するという意味がある)して体液循環を良
くしてから軽い運動を行うことによって、循環が良くなる、そ
して仕上げにリンパケアをするとによってさらに循環が良くな
る 。



理由


雑巾掛けが何故良いのか?持続的に体重がかかるためある一定
時間血流が遮断され乳酸が溜まるそれは加圧トレーニングと同
じ効果のあるスロートレーニングになる。成長ホルモンが何百
倍も出て細胞が活性化される。


掃除の間は「綺麗になった」「元気になった」「身体がかるく
なった」「活動的になった」「理想体重○○キロになった」と
過去形でできるだけ良い状態をイメージしぶつぶつ口に出しな
がら力は入れないでできるだけ身体を大きくうごかして掃除を
する。

何故過去形かというとそれは状態を現すからだ。
過去分詞といっても良い、壊れた花瓶、、、過去形にすること
によって修飾語になるのだ。「○○になった」もしくは「○○
になっちゃった」でも良い。


フィジカルケア、メンタルトレーニング、環境整備、教育が一
緒になったダイエット法だ。




当たり前のことを当たり前にやることとその意義



当たり前のことなのだが、当たり前のことを意識してやること
に意義がある。
朝たった30分活動的になるだけで一日活動的になれる。
朝だらだらしていると、昼もだらだらしてかったるく、夜もか
ったるく間延びし、夜更かしし、またかったるい朝が来る。

朝30分活性化すれば心も身体も一日活性化され夜にはぐっす
り眠ることができる。


修行僧は必ず朝早く起きて雑巾掛けをする。修行僧におでぶは
いない。
規則正しい生活と軽い運動、イメージトレーニングを毎日する



当たり前のことだからこそ非常に大切だ。
当たり前のことだからこそ価値がある。



「朝は忙しくて時間がない」「そんなことやってられない」
という人がいるだろう。そういう人に言いたい
「だからあなたは痩せられないのだ」と、、、


楽してやせられる訳がない、

逆に30分の掃除によってどんどんかたづいていく。時間は圧
縮され、必要な時間の余裕ができる。

「時間があれば勉強などもっと重要なことをしなければ」とい
う人もいるだろう
しかし血流、体液循環が悪ければ脳血流も悪くなるのだ、
イメージトレーニングも兼ねているので運動の少ない受験生に
も非常に有効だ。環境整備→整理整頓→効率化といういみでも
非常に重要である。



楽ではないがイメージを描きながら掃除をしていくので楽しく
健康的に痩せることが可能だ。また良いことをしているので気
持ちがどんどん前向きになっていく。また良いことをしていれ
ば神様からきっとご褒美がもらえるはずだ!


準備体操、運動、整理体操
これも当たり前のこと、、、
リンパケアの考え方からすると、筋が硬いまま運動をすれば疲
労が余計にたまる。筋のストレッチをして筋を柔らかくしてお
く、筋が柔らかいということは体液に流動性があるということ
になる、体液に流動性があれば強い力をいれなくても筋を伸ば
したり縮めたりの大きな動きで体液は循環される。


そう当たり前のこと、
お寺で修行僧がやっていること、お母さんがやってきたこと
「そんなことやってるわ」って人もたくさんいるかもしれない

大切なのはリンパケア(準備体操と整理体操)を加えることと
前向きなイメージトレーニングを加えることだ。

ただただ30分一生懸命動いただけでは、筋が緊張状態にあれ
ば疲労がたまるだけだ、リンパケアによって体液の流動性をア
ップすることが重要である。朝活性化しておけば身体は一日活
性化される。身体だけではなくメンタルにおいても同じことが
言える。一流のスポーツ選手などはメンタルトレーナーをつけ
常にメンタルトレーニングをおこなっている。
良いイメージをすることを習慣化することは非常に大切だ


イメージは右脳で行うためそれだけでも、脳の代謝は活発にな
る。
将棋の棋士は痩せたひとが圧倒的に多い。
筋肉や脳細胞はその場だけではなく一日活動的になる。


このダイエット法は基礎代謝のアップによるもので基本的に食
事制限はしない、イメージトレーニングによって間接的には食
事が減る可能性はある。



体液循環を改善するので身体は元気になっていくし
イメージトレーニングで脳も前向きになっていく

これが企業で社員教育や学校で教育に取り入れられたら世の中
は格段に良くなるだろう。

きっとオフィスに30分やはくきて雑巾掛けをする社員がでて
くるし、家の中だけではあきたらず近所を掃除し始める人もで
てくるだろう。


思春期で反抗期の娘が家の掃除を始めたら、お母さんはビック
リするでしょうね!
逆にお母さんは自分の姿を見せることで子供の教育になる。

気をつけること

食事
朝食は必ずとる、一口30回咬む、、、、

食事の内容は
米、根菜類、海草類、フルーツなど神物
神物(地鎮祭の時に祀られる食べ物)
唾液の分泌をよくさせ口腔内を浄化させる。


そうじのばあい勢いがつくと30分でやめられない
準備体操や整理体操が疎かになりがち、目的は元気になること
なので、必ずリンパケアなど筋を弱くストレッチしケアしていく





願いが叶う、運気アップ、元気になる、世の中が良くなる
究極のダイエット法「朝そうじダイエット」
皆さんはじめてみませんか?

今更ながらに自己紹介part3

2009-04-12 19:16:12 | 歯科
腰を痛めたことから、口腔外科から麻酔科に移り
手術のために循環生理を学びました。口腔外科では口唇口蓋裂という先天的な奇形の手術の麻酔主に小児の全身麻酔
をしていました。
やはり全身麻酔をしていると歯科だけでなく、他の症例の麻酔もしてみたくなります。
希望を出してもっとも厳しい研修をしているという、○○病院の救急救命センター(麻酔科管理)で研修をさせて頂きました。

そこはそれはそれは凄い救急救命センターだったのです。
たった半年ですがこれまでの人生の中でもっとも充実した時間でした。

何が凄いかというと、救急救命センターにも関わらず薬を殆ど使わないのです。

例えば心不全の人がセンターに運びこまれます。普通であれば強心剤、利尿剤、血圧が低いので昇圧剤を投与します。
意識が無いと気管内挿管といって喉に管を入れるのですが、その時に苦しいので暴れるため鎮静剤を与えます。

心不全の場合に何をするかというと、肺に圧を与えます。肺に圧を与えると一般的には心臓に圧が加わり小さくなるた
めに血圧が下がります。心不全ではただでさえ心臓の働きを弱く血圧が下がっているので肺に圧を加えるのはとんでも
ないこととされていました。

ところが心不全では心臓は肥大しています。肺に圧を与えると、心臓に圧が加わり小さくなるあめに心臓の働きが正常
化するのです。それだけではなく、肺の酸素化が良くなるため、状態が良くなるのです。
循環状態を良くするためにはより多くの水が必要になり、輸液を多くし尿量を維持するのです。

心臓に負荷をかけるという静脈圧と肺にかける圧をコントロールして心臓の負担を減らし正常化をはかるのです。


気管内挿管をしても鎮静はしません、意識が無いうちから看護士もしくはドクターが「○○さん喉に管が入っているか
ら苦しいですよ」と声をかけます。意識が戻った時に自分の状況がわからないから患者さんは暴れるのです。

声をかけ続けると、暴れることなくパチッと目を開きます。「手を握って下さい」というと手を握り返すすぐに管を
抜くことが可能になります。

また人工呼吸器は呼吸が弱く二酸化炭素がたまりがちでもある程度はほっておきます。喉に管が入り圧をかけて酸素
化は充分できているので、呼吸が弱くてある程度二酸化炭素が溜まっていてもそれほど問題はないというのです。
二酸化炭素が溜まって身体が少し酸性になったほうが身体は呼吸をしたがる、自発的な呼吸が大きくなっていくのです。

鎮静をかけて、人工呼吸器で呼吸をサポートもしくはコントロールしてしまうと身体は楽をして呼吸しなくなってしま
うのです。生きるか死ぬかの重篤な状態ではいかに人工呼吸器からの離脱が早いかがその後の命を左右します。

命というのは炎です。酸素を消費しエネルギーを燃焼し二酸化炭素を出します。

消えかけの小さな命の炎はいくら小さくなっても酸素とエネルギーを補給しながら見守っていけば、だんだんと安定し
命の炎は段々と大きくなっていきます。いろりの炎と同じなのです。なによりも見守ることが必要なのです。
「お前らに出来ることは、患者さんをみているだけだ!寝るな!」と言われました。
本当に寝ないで見守っているだけで患者様は良くなっていくのです。酸素とエネルギーの番だけなのです。
痰を吸引して体位を変換して背中を叩いて空気の通り道をつくってあげる、血液中の酸素濃度をみる、尿量を観察する、
必要なカロリーをあたえる、無理しないように心拍数を抑える。環境を整えてあげることなのです。

我々のやっていたことは、治療(Cure)というよりケア(Care)=(看護、御世話をする)でした。ケアをしていくこと
によってギリギリのところで生きている人が自分の力で這い上がってくるのです。


何もかもが衝撃的な研修でした。多くの研修医がその救急救命センターでやっていることの重要さに気がついていなかっ
たと思っています。肺と心臓の圧のコントロールは非常に簡単な物理的なことです。
しかし教科書には肺に圧がかかれば心臓の力は弱くなるとしか書いてありません。

「肺に圧がかかれば心臓は小さくなる」、それは正解です。でも「心臓が肥大している場合は心臓が小さくなれば心臓の
力が大きくなるの」が本当です。


教科書に書いてある既成概念のせいで多くの優秀な医師達が「簡単な力学」に気付き理解することができないのです。


この救急救命センターでの研修は私にとってとても大きなものでした。今迄の麻酔科の概念をひっくり返すものでもあり
ました。薬の知識もあまり必要ない、簡単な力学によるボリュームコントロール、他にもたくさんあります。
本当に寝ないで働きました、患者様だけでなく研修医が限界ギリギリのところで生きていました。

夕方の6時に始めて朝食を食べたこともあります。とても大変でしたが、とても充実し勉強になり多くの重要な経験を
しました。

麻酔研修を終えると大学に戻りました。張りつめていたものが緩んでしまいました。ある程度は環境を変え周りにも刺激
を与える事はできたと思いますが、麻酔は自分の望んでいたものとは違うものであることは明白でした。

救急救命センターで働くことも考えましたが私は歯科医師です。研修に出してくれたのも大学の医局です。
大学の医局を辞め歯科を開業することを決めました。

大学の麻酔科の医局には5年ほど御世話になりました。

その後一年歯科の開業医に勤めました。   その後につづく!


自己紹介は気まぐれで続いていきます。この救急救命センター麻酔科での研修は私の医療に対しての基本的な考え方の
ベースになっています。医療においても健康においても最も必要なことはケアだと思っています。

生命に関わるギリギリのところでもケア、とても肌の綺麗な人がより肌を綺麗にするのも、とても健康な人が健康を保
つために必要なのもケアです。

歯科においても、歯や歯茎が健康ならそれを維持するには正しいケアが必要です。正しいケアを一日封分するだけで
一生歯は健康な状態を保つことが可能です。身体についても同じことが言えるのです。




私の理論顎関節症

2009-04-11 17:53:17 | 歯科
話があっちにとんだりこっちに飛んだり申し訳ありません。ADD,ADHDなんで、、、お許しを
顎関節症の治療は月見歯科独特のもので、理論も独自のものです。顎関節症の効果だけでなく小顔や肩こり首凝りシワの改善と色々な方面で改善がみとめられているため、エステティシャンや整体師などの手技療法家むけに全国でセミナーをしています。

歯科とエステなんて関係無いじゃん?なんて思ってませんか?小顔やシワが改善すればするほど、歯科的なんですよ歯科以外の何者でもない。

咀嚼筋のものの、、、何でこんなに簡単なことが今迄わかっていなかったの?
そう思わずにはいられません。

筋は伸びた状態が正常、収縮している時は力をつかっており、水分が固定されて硬くなっている。

筋が伸びた状態では液体(この場合組織間液=リンパ液)が出入りが自由で柔らかい。

心臓という動脈系のポンプと静脈における下水、それからリンパは筋の動きによるポンプ(組織液)と関節におけるリンパ節のポンプ作用の下水によって心臓までもどってくる。

組織液が循環しないということはどういうことかというと、よどんでいる状態。
老廃物が残っている、あと筋が収縮した状態が疲れや老化、、、ポンプできないので液体が固定され硬く縮んでいる。

縮んだ状態からはポンプ作用ができないため、余計に細かく縮んでポンプしようとすると、ブラキシズムなどの食いしばりが起こり余計に疲労するのだ。

筋を伸ばし組織液を流動的にすれば一回の収縮で大きくポンプができる、新しい組織液に満たされるのだ。

新しい水がくれば細胞は生き生きとする。水がこなければ枯れていく。この枯れが疲労であり老化である。
筋が縮む、、、シワができる、、、組織液がよどむシミやくすみになる、、、

強い筋が縮んでシワができる、パンツのゴムひものように、生地をいくら伸ばしても中の強いゴムが縮めばシワはできるのだ、、、

顔面における強い筋肉、、、それは咀嚼筋(咬む筋肉に他ならない)
咬むということは生きるということなんだ、

ボトックスでシワをとる、筋が伸びるからシワが無くなる。決して皮膚をひっぱってシワを無くしたわけではない、
しかし筋を破壊していけば最後には崩れていく。

皮膚を引っ張って外科的にシワをとる、、、筋が縮むからまた皮膚にはシワができていく、やっぱり崩れていく。

咀嚼筋を軽く引っ張りのばしてポンプ作用を活性化する。循環が良くなりシミやくすみがなくなる。シワは伸びた状態で細胞が活性化していく。循環は良くなり病気にならない!

循環は良くなり顎の関節周辺の痛みなどの障害がとれていく、さらにポンプが活性化する。健康になっていく。




ロスから帰ってきました!

2009-04-05 07:50:44 | 歯科
24年前にホームステイした家庭に家族ごと御世話になりました。
その家庭に御世話になるのはこれで5回目、空港まで迎えにきていただき、食事もごちそうになり本当に申し訳無い、
アメリカ人のホスピタリティの高さには本当に驚かされます。実は新婚旅行もホームステイでした。
開業して13年まとめて休みをとることがなかなかできなかったので、本当に久しぶりのロスステイです。
患者様には大変ご迷惑をおかけしました。渡邊先生、スタッフの皆本当にありがとうね!


13年ぶりの再開でしたが、Rogerも日系3世のDianaもとても元気で変わりなく、また家も全く変化がなくビックリです。
Dianaは日系人ですが、日本語は話せません料理が上手で、日系人ということでテイストが日本人好み、、、

夕食はラザニア、朝はパンケーキとかりかりベーコン、ポルトガルソーセージ、サラダ
外食は朝はMimi's cafe 夜はチーズケーキファクトリーというレストランにいきました。とってもお洒落なレストランです。

ディズニーランドとユニバーサルスタジオにも行ってきました。飛行機の墜落した写真はロケ用のもので本物のジャンボを
つかっているそうです。

ホストファミリーにリンパケアをしたのですが、耳下部の圧痛がありません、あまり効果がありませんでした。
今回の大きな目的の一つにリンパケアが世界で通じることを証明したかったのですが、、、

欧米人は犬歯で咬むことが多いのと表情が豊かなので顎の動きはよく、食いしばりがあるにもかかわらず顔のリンパは通っ
ているようです。

イタリア進出に向けての大きな課題の一つになりました。

これからロスに行きます

2009-03-29 16:54:49 | 歯科
遊びを兼ねて、ロスにいる知り合いのところにいってきます。昔ホームステイしたホストファミリーの家に4日間滞在します。
できればリンパケアを近所の人達に披露し、講習会やハリウッド進出?(笑)のコネをつくってきますよ。
外人さんはシミや美白よりシ、ワオンリーです。リンパケアの素晴らしさを世界に繋げたいとおもっています。

ということで来週の金曜日まで院長の私は留守になりますが、月見歯科は渡辺先生に御任せします!
ありがとうございます。
渡辺先生は優秀な先生ですので、安心して行って来れます。
私は土曜日の午後からいつものように診療に出ます。

今更自己紹介の続き

2009-03-25 10:30:28 | 歯科
高校では相変わらず成績は悪く、進級もぎりぎりだった。
物理や数学も成績は悪かった、

物理や数学の道に進むつもりだった、なにより担任は卒業を心配していたらしい。
当然のごとく浪人、浪人して3ヶ月、英単語と数学の勉強をした。
成績は上がり、満足してしまう自分がいた、8月に航空大学校というパイロット養成の運輸省の試験があったので
パイロットも良いかな~と思い受験してみた。学科試験をパス11月に身体検査、適正検査をパス
1月に宮崎での飛行機の操縦を兼ねた適正検査をパスし見事?合格となった。

そこそこ難しい学校だったので、満足してしまいその後の勉強が困難だった、、、
調子に乗りやすいんですね。

またまた受験に失敗、物理の道を断念?した

航空大学校は入学の時期が3期にわかれているため、モラトリアムのため12月の入学を希望、
一年近く遊んでいた。8月を過ぎたころから、やっぱり違うと思い、

国公立の物理学科を目指し再勉強、当時数学だけ成績がよければ入れる学校があったのでそれにかけた。
それが駄目なら私立の歯学部をと、、、

結局歯学部に進学、航空ではなく口腔を扱うことになった
大学は天国、レジャーにあけくれる

ウインドサーフィンやスキー、バイトにあけくれる。
大学2年の夏休みに一ヶ月アメリカでホームステイ5年の時に一ヶ月ヨーロッパの貧乏旅行

ヨーロッパ一ヶ月の予算は40万、エアーとユーレイルパスで30万ほどかかったので10万で宿泊費と食費
一日3千円くらいで豪遊してきた。一ドルが240円した時代である。

親は半分甘く半分厳しい、旅行代の半分はいつも出してくれる。友達をまっていては実現化しないので
これらの旅行は一人で参加した。

食べ物は殆ど果物とパンだった。
オーストリーで夏スキー、ヨーロッパの帰りにダラス経由(アメリカンエアラインだったので)でハワイにより
憧れのダイヤモンドヘッドでウインドサーフィンをやり波に潰されて流されてしまった。

どうみても風下でウインドサーフィン(ウェイブボード)で帰れる角度ではない、なんとか立ち上がり
奇跡的に波乗りだけで(風をつかわないで)浜に変えることができた。海のモクズになるところだった。

ウインドをやる人なら解ると思うが、セールは4.0 ボードは2m50cmのものだった。


バイトは学習塾でのバイトがとても楽しく、後は陸送や結婚式場の皿洗い、冷凍車で野菜をスーパーに運んだりした。
普通歯学部では3年から専門課程にはいりバイトをしている人間はほとんどいない。
バイトは3年まで続けた。(小遣いがなかったので)

試験は必要最小限の労力でパスした。再試は殆ど無かった。ある年、年度末180名中再試が一個もない3名に入った。
60点以上で再試をうけなくてすむのだが全教科の平均が65点くらいで後の2人は特待生で平均点が80点以上あった。

大学生の時も相変わらず、授業中は寝ているか他ごとをやっていた。今思えば授業中を有効利用すればもっと色々な本を読
めたし、色々な勉強ができたし資格もとれたと思う。

大学生は授業中に自分の勉強をするべし、さぼれるなら図書館を使うべし。

大学の時間は非常に有効に使うことが可能ですよね。当然興味のある授業は聞けば良いのです。

何とか大学を卒業、国家試験をパスし、歯科口腔外科を専攻
病院歯科(口腔外科というより大きな病院の歯科)を目指した。生意気な専攻生で上の先生にあまり可愛がられるということ
もなく、手術の介保で口をひらく器具を無理な体勢を続けていたため昔から悪い腰を痛めてしまった。

腰を痛めたついでに麻酔研修にでて、全身麻酔に興味をもつ
一度口腔外科にもどり、一年の研修後、麻酔科に移籍助手になる。

勉強する時間はあったので、図書館で歯科の勉強、ついでに宅建の資格もとりました。
ケアマネージャーの資格試験もパスしていますが登録はしていません。

続く!




今更ながらに自己紹介

2009-02-26 14:18:36 | 歯科
昭和38年4月生まれ、3人兄弟の3男
兄2人は近所にも同じ年の兄弟がいて金魚の糞のように兄たちのグループについていった。
いつもいじめられて(いじられて)いた。
兄は友達の前で「こいつ殴ってもなかないぞ」といって殴られて笑われていたらしい。
鬼ごっこの鬼にされ、誰一人見つけることができずに探していると。兄達は他の公園で野球
をやっていた、みつけて走ってちかよっていくと「せいじがきたー」といって皆で逃げて
いった。それでもいじめられている自覚はなく。おかげで? 強い人間になれたと思う?


母は厳しく、兄達2人は良く家から閉め出されていた、ところが私は閉め出されたとき、
夕日に向かって歩いていったらしく。(どうもそのころから放浪癖があったらしい)
それからは閉め出しは無くなった。

小学校では必ずクラスにいる落ち着きのない子供で、今でいうADHD(注意欠陥多動性障害)
にあたる。理科、算数だけはできたが、30分と机の前にすわってられない、
いわゆる学習障害があった。 通知表にはいつも「落ち着きが無い」「理屈っぽい」
と書かれていた。

小学校の時から永久機関を考えたりしていた、国語でこけて市立中学受験を失敗、
公立中学に進学、授業は殆ど寝ていた。 起きていると落ち着きがなく椅子の2本の足
を立たせてバランスをとって急にバランスを崩して倒れたり、質問がうるさかったり
していたので 先生にも黙認されていた。寝ていない時は本を読んでいればおとなしくしてた。
眠っていたも不思議と理科とか算数の授業は耳には入っており(催眠学習?)
不意にあてられても答えられることが多かった。これも黙認されていた理由の一つで
あったと思う。

特に理科の授業は中一の最初から寝ていて3年間同じ先生で一度も起きていたことはなかった、
中3の最後の授業で起きていたら「お前が起きているとやりにくい目障りだから寝ろ」
と言われて結局寝てしまった。今思うととても理解があったのだかその先生の理科の成績は
常に5だった。

常に算数と物理は成績が良く、英語と国語がめちゃくちゃだった。 中3の担任は国語の先生
だったがそこそこ理解があった。 高校入試の12月からスランプになり。数学の成績が急に
悪くなった 冬休みには一切勉強はせず、太宰治にはまってしまって、冬休みに太宰の本を
10冊ほどを何度も何度も読んだ。休み明けの学力テストは3年間の中で一番悪かった、
受験の一週間前に何かが抜けて頭がクリアになった。

受験の当日、問題がすらすらと解け、10回ほど見直すことができ、時間が余った。
結果は満点。

高校に進学してカルチャーショックだった、寝ていると叱られるし、授業の内容が解ら
なくて質問すると「予習がしていないからだ」と叱られる。

周りの人間に聞いても、授業の内容はわかっていない。皆「勉強していない」というから
信用していたら、テストで402人中401番だった。 皆かくれて家で勉強していたのだ!
当時の自分としては驚くべきことだった!

教師に後から知らされたのだが、入試は愛知県でもトップで最初のテストが最下位の次
だったので職員会議にかけられ、替え玉受験ではないかと筆跡まで調べられたらしい。

高校では叱られてばかりで、親も呼び出され「変な思想がるのではないか」と責められて、
胃を悪くして吐いていた。 (可哀想な母親!)
でも学習障害は性格?だからしかたないんだよね~

調度太宰にはまっていた時期でもあり。自己嫌悪が増していった。 そこからニーチェ
やサルトルの実存主義を知り、「暗い」自分を前に出せるようになりやや明るくなった、
周りの人間には「暗くなった」と言われた。
成績は3年間変わることなく最下位周辺をうろうろしていた。

NHKの番組でカールセーガンの「コスモス」という番組があり、物理に魅せられた。
「相対性理論」に対して「絶対生理論」
http://www.geocities.jp/ddwts503/zettai.html
なるものを考え、興奮して物理の先生にもっていったが全く相手にされなかった。
この理論は欠陥はあるものの今でも正しいと信じている。

つづく!