となグラ！ 第２話・「ツンツン香月と誘惑エプロン」を見て

　今回は、有坂家への出入りを掛けて…だっけ？勇治との誘惑勝負に打って出ることになった香月のお話。

　こういった同居ものでは、とかく親は必要ないことになっているが、本作でもそれは相変わらずで、南米の奥深くにしばらく滞在することになってしまったようだ。…つまり、お隣さんとほぼ四人暮らしという羨ましい状況。お約束ですな。

　コンシュウノ　ツッコミドコロ

　矢絣の小振袖の、所謂大正女学生な格好で家事をこなす初音さん…それはそれで可愛いけど、それはひょっとしてギャグでやっているのか…？しかも、香月や勇治の一個上には益々見えない。

　勇治が香月の部屋に忍び込んでいるのは、初音の陰謀だった。初音も、この二人の仲を応援しているのか…そこまでして勇治を推す理由は何だ？ただ『幼馴染み』だからという理由しか見あたらないが…あ、香月が未だに勇治を思い続けている事を汲み取って、強引に仕組もうとしているのか。考えようによっては妹想いと言えなくもない。…相当好意的に解釈すれば、だけど。

　香月のコスプレ…に、どんどんストレートの威力が増して行く様、見事に男子の欲望を表わしている。スク水、『若奥様御用達ふりふりフリルエプロン』装備、マシサージ…しかし一番効いたのが、天然でやった『頬に付いたご飯粒を取ってやり、自分が食べる』。コレを天然でやるとは、香月恐るべし。そんなことをやっているから、男心をくすぐり続けてしまうのだよ…

　しかし香月も、自分が狙われるのは自分が魅力的だからと何故気付かぬか。男の都合のよい言い訳かも知れぬが、見向きもされぬよりは余程マシだろう。それに、開けっぴろげに迫ってくるだけまだ可愛いし。ここは初音さん並とは行かなくても、『しょうがないなぁ、もう。男の子ってエッチなんだから』とか、余裕を見せてくれても…それじゃこの作品が成立しないか。

　今回では、勇治の良いところが垣間見えたので、我々男子の代弁者たる彼に好感を持つこともやぶさかではなくなった。只のスケベ男ではツライしなぁ…確かに16歳の男子なんてサルと一緒だが、もう少し抑えめでも…そうすると個性がなくなっちまうから、新しめの主人公としてはまあいいか。

　…ところで、まりえの銃は何故格納型にしてまでM16なんだ。サブマシンガンじゃいけなかったのか。まあ、某１３なヒットマンのお陰で、日本でのM16の認知度は相当高いからな。…我が自衛隊が採用している主力ライフルよりも。



　







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　お話：★★★★・ストレートな欲望にノックアウト。もう好きにしてくれ。
　作画：★★★★（四つ半）最近にしては珍しく踏ん張る。