若者の願いは安定？

進路についてあれこれと目標設定を早めにってのが日本国の教育方針のようで
息子（高校1年）の通う学校では
なりたい職業ってのを〝夢”として決めて
その職業になるためにどの学部に行くか
その学部があるどの大学に進学するか
そして
その大学に入るためにどの科目を重点的に学習するか
ってのを逆算して学びに力をいれさせようって
取り組みをしている

私の周りの人間に聞いたところ
大学で学んだこととは違う職業をしている人が
なんと多いことか・・・

まあ、それでも何か目標を決めんことには
若者にとっての誘惑が多すぎて
学校での勉強に力が入らんのだろうとは
思う

で、息子のクラスでは
同じような職種を目指す人をグループにして
その仕事に関して調べて情報を共有するって時間を設けているらしい

それで息子が驚いたのが
断然、医療関係の仕事が〝夢”ってクラスメートの多いこと

医者、薬剤師、理学療法士・・・・
高齢者だらけの21世紀にくいっぱぐれのない有望な仕事かもしれない
でもね
頭のいい子どもが目指すのは、ほとんどそこ？ってのが
妙な感じがする

美術と理科が得意なわが息子は
少数派の「その他」というグループに入って
今は体育学なんてのをチェックしているらしい

より広い分野で知らないことを知る機会として
これもまた、とってもいいじゃないかと

多くの子どもが目指さない分野で
息子が伸びる場所がどこにあるのか
もっと遠いところにある〝夢”を
見つけてほしいな