高3 息子の分岐点

何を学ぶか
どこで学ぶか

悩んでいる息子は起点に戻り
生態学のゼミを調べ始めた

どこにどんな師がどんな研究をしているか
どのようなフィールドワークをし
どんなペーパー(著書)に著しているか
ネット検索三昧である

田舎の高校生にとって
学びたい学問のある学部が近隣の大学で殆どカバーできてなくて
大学進学イコール地元を離れることが多い

ここからだと関西方面への進学が多が
特に不景気な世の中、
生活費がかさむと予想できる都会、特に物価が高そうな地域に
子を送り出す親は少なくなった

でも
一旦家から出るのであれば
些細な縛りは無用だと
息子は思ったようだ
最初は関西、名古屋、そして関東の大学って言ってたのに
興味ある学問に関連もある学部を日本中大学から
ピックアップして
難易度に差のある数校に絞った

本当に面白そうだと思う学校が最も偏差値が低く
Aランクで合格できそうって気づいて
受験に反発する彼としては、それで良いと思ってるようだが
高校入学時に憧れた旧帝大をひとまず第1志望にすることにしたらしい

第1志望が上手くいけば良し
ダメでも、なお良しのゲームになるらしい。

全国展開の受験となりそうで
どこの学校が息子に入学許可をくれるのかわからないが
受け入れてくれた場所がこれからの人生に大きく影響を与える
そうなんだとしみじみ言う息子が
心しか予想できない将来にワクワクしているように思える

併せて
奨学金予約の準備を進め
他にも給付奨学金の可能性がある機会は
試験を受けようとしている

わずかな学資保険は授業料一部にしかならず
自分の力で大学に行くことになる

少しづつ大学進学が現実的になってきた
彼の人生の舵が大きく取られようとしている