早朝氷点下7度まで下がったそうですが、今日は朝からいいお天気でした。
ちなちょのお雛様も無事片付け、一安心です。
週末に掃除を一気にするこたろんですが、いつも寝室に手がまわらずに終わってしまうので、今日は寝室からスタートしました。
おかげでお布団も干せたし、掃除もできて、それだけでいい気分です。(^^)
今日は、地区の小学生の歓送迎会におよばれしていきました。
ありちは1年生になるので歓迎される方です。
本当は、登校班の子達に会場まで連れて行ってもらうのですが、何かトラブルがあってもいけないので私も同行させてもらいました。
会場に行ってみるといるわいるわ、狭い公会場の中に90人以上の小学生
さすがに1000人近いマンモス校だけあって、地区の集まりでもすごいです。
出し物でクイズやらなにやらするのですが、人が多すぎてちっともまとまらないんですね、これが。
そんな中、新1年生の挨拶がありました。
名前を言って、「よろしくお願いします。」と、自分でハッキリ言える子、恥ずかしくて係りの方と一緒に小さな声で話す子、色々いました。
さて、ありちの番。
ありちはこういうときはかなり元気にやってくれるので、なんの心配もなく見ていました。
「○△ありちです。うんちぶりぶり!!」
会場に笑いが起こる中、こたろんだけが「アゼン」としていたのは言うまでもないことです。
しかし、ああいう中に入るとやっぱり「ありち、落ち着きないなあ・・・」と思います。
お友達とのかかわり方も、非常に自己中心的。
話方なども、家にいるとあまり感じないのですが、自分の興味の世界だけで話しているのがはっきりわかります。
なので、必然的に「何、それ?」という言葉が帰ってくるんですが、そんなことはおかまいなしにしゃべるんですね。
でも、そこそこにお友達もでき、楽しんでくれたみたいです。
そして、最後にジャンケンゲーム。
隣同士でジャンケンして負けた人が座っていく、というものですが、1発目で負けたありち。。。。
「ありち、負けたから座るんだよ」
とこたろんが声をかけると、もう涙顔。。。。そして、「ずるしたんだーー!!」
と、相手の子に言うんですね。
もらったお菓子も「もういらないよ。。。」と。
これ、知らない人が見たらただのわがままにしか見えない。
だからきっと、怒るしかないんだと思う。「何わがまま言ってるんだ!!」って。
でも、これも一つ、彼の障害の一部なんだな。。。
感情のコントロールが難しいこと。
社会的なルールが理解しにくいこと。
言葉のキャッチボールが一方的、または、相手の言うことを「理解」しようとしないこと。
改善はされているとはいえ、集団に入るとそれが浮き彫りになります。
そしてありち。
なまじ、見た目に普通で、話もできて、お友達と遊ぶこともできて。。。。なので、彼に障害があることを理解してもらうのはかなり大変だぞ。。。と、いうのが今日の感想です。
お会いした父兄の方には「ありちは自閉症です」ときちんと伝えてきました。
自立支援学級へ入ることも。
学校という大きな集団の中で、また、その後ろの多くのお父さん、お母さん、もちろん先生にも、どうやって「ただのわがままではない」ことを伝えていったらいいのか、こたろん自身がもっと「自閉症」というものを理解しなければ。。。と、思いました。
今日は本当は子供だけの会で、親は送るだけでしたが、役員の方に電話して参加させていただきました。
そのとき、勘違いだったのですが、お父さんが「お前、ついていかないの?」と、不審な表情でこたろんを見たとき、こたろんの心は大きく揺れました。
「まだ、こたろんのこと、疑ってる。。。。」しばらくその思いが苦しくて、がむしゃらに掃除していました。
こたろんにとっては、やっぱりお父さんに「なんで子供のことをちゃんとしないんだ」と思われるのが一番怖くて、大げさに言ったらトラウマです。
なので、ほんのちょっとした言葉や表情で大きく動揺してしまいます。
でも、後で考えてみれば、お父さんにとっては「こたろんが子供をないがしろにする」ことが彼にとっての心配であり、トラウマなんだろうと思います。
ただ、お父さんのちょっとした言葉でいちいち動揺するこたろんはこれはただの「被害妄想」に他ならないんだよね。
それに気が付くまで、ちょっと時間がかかりました。
お父さん、ごめんね。。。