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うつな母ちゃん奮闘記

うつ病の私と高機能自閉症のありち、元気な女の子ちなちょとお父さんの生活日記

よろしければ観てください

2006-06-01 15:34:29 | 自閉症


暑いです。
窓を開けたいところですが、ちなちょが脱走するので出窓だけあけてガマンの子。
逃げられないようにガードを買えばいいのかな?


昨夜、NHK教育でハートをつなごうという番組を観ました。
今週は発達障害がテーマだったそうで、こたろん、妹はちに教えられて昨日初めて観ました。
そこには、まるでありちと同じような悩みを持ったお子さん(中学生)とお母さん。
自分が「アスペルガー症候群」と知って、クラスに公表する姿を映し出していました。
ありちはどうなるのかなあ。。。。と。ちゃんと自分の障害を受け入れられるようになるのだろうか?などど考えながら見ていました。

でも、こたろんは結構楽観しているんだけどね。



なんだかやっぱり不調です。

落ち込んでいるとか、そういうことでなく、身体と心がいろいろなことをするのを拒否している感じ。。。。

やればできるんだけどね。ものすごく、負担を感じます。

今朝はありちはお父さんの車で登校しました。
週末も様子を見て、おかしいと思ったら来週は1週間丸ごと車で送り迎えにしようと思います。


夕方がつらいので、先に夕飯のカレーを作ってしまいました。


疼痛もかなり悪化していて、「もしかして一生このままかな。。。。」と、泣きたい気分です。
そんなだったら、ホントにいやだな。。。。。。





生きるのって、大変だ。
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学習室参観日

2006-05-31 15:44:34 | 自閉症


こたろん、ただ今ハラにタネを宿しております。




本当はありちの仕事なんだけどね

なんでもあさがおのタネをお腹にストッキングでまきつけて2日間温めると早く発芽するのだそうです。

学校で「あさがおのお母さんになろう!!」というわけでやっているのですが、ありちはどうにもお腹にまくのがイヤらしく、かわりにこたろんがまいている次第です。
ただでさえでっぱり気味のお腹がさらに出っ張ってみえるのはいかがなモノかと思います。(ーー;)



さてさて、昨日はありちの学習室参観日、つまり障害学級の参観日でした。
学習室には1と2があって、1は知的障害の子、2はありちのいる情緒障害のクラスです。

6年生の子が修学旅行に行ってきたので、その報告会でした。
ジャニーズ先生が6年生の男の子、ちーくんの写真を撮ってきたらしく、それを画用紙に貼り付けて、場面ごとに説明してくれました。

初めてクラスの子全員とご対面しましたが、いろいろな子がいるものです。

旅行が静岡だったので、マグロの写真がありました。それを見たまあくん、3年生「あ!キハダマグロだ!!」と叫んだのでした。
「そうだねー当たり!」とジャニーズ先生。
その子は魚が大好きだそうで、たいていの魚は名前が言えるのだそうです。

ありちは「刺身にしてくったらうめ~~よなあ~~」

もう一人の子は電気のスイッチが大好きだそうで、お土産にホテルの電気のスイッチ、換気扇などの写真をもらってホクホクしていました。

こたろんはすでに参観日も3回目。
ありちがデカイ声を出そうが部屋から脱走しようが落ち着いてみていられるようになりました。

でもね、みんな障害があるという意味では同じだけれど、障害の程度や症状の出方はみんなそれぞれ。
すごーーく引っ込み思案な子もいれば、ありちのようにやたら元気な子もいるのです。
これが普通の子なら、それでも「2年生になったらこんなことができて、卒業するころにはこんな感じ」という大まかなものが見えるのでしょう。

けれど、ありちの場合、この先どういう風に発達していくのかこたろんには皆目見当がつきません。
懇談会で「授産施設などを見学にいく計画がありますので先のことも考える意味ではぜひご参加ください」と先生からの案内がありました。
「こういう場所もある」という意味で見学には行っておこうと思うけれど、それで先のことが考えられるかというと。。。。。ちょっとムリかも。

まだ1年生ということもあるし、学校にどう馴染んでいくのかもよくわからない。今は、先のことより「今のありち」を見ていくしかないなあ。。。と思いました。


ご父兄ともお会いしたわけですが、なんだろう?
もうちょっと積極的に意見が交わせるかと思っていたけれど、残念ながらそういう感じではありませんでした。
クラスの名簿もない状況で、いろいろと情報が欲しいこたろんとしては「お互いに連絡がとれるとありがたいのですが。。。」と、名簿を作ってくださるようお願いしてきました。

それには外にも「そうですね、欲しいです」と言ってくださる方がいらしたので近々実現するかな?と思います。





こたろんは、ちょっとまじーなあ。。。。という感じがしています。
ここのところ、スーパーにいくことさえもイヤで、先週始めに行って以来買い物もせずにいました。
さすがに卵も無くなってしまったので行ってきましたが、買い物の途中でへたり込みたくなる始末。
何を買っていいやらよくわからない。。。というより、「これを買って料理できるんだろうか?」というレベル。


心身ともに、疲弊しています。
今朝もありちと歩いたけれど、明日、明後日は車にしようと思います。
つぶれる前に。。。。

先手必勝!!



疲れた。。。(;_;)尸 パタパタ・・・・




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ひらがなを書く

2006-05-25 17:08:25 | 自閉症


お天気上々!!ちょうど良くありちが大地図を描いてくださったのでお布団干しました。
ありち、不思議とお天気のいい日におねしょしてくれるから助かります。


昨日、こたろんとありちは大激突しました。

ありちはやっぱり「文字を書く」ことがなかなかできなくて、毎日宿題に出るひらがなの練習はホトホトいやなようです。
算数の「数を数える」とかはすきなんだけどね。

それで嫌気がさしたありちの態度の悪いことこの上なく、更におやつのプリンをこたろんがお皿にあけるのに失敗したら「もう、プリンなんかいらないよ!!」それに切れたこたろんは「なら食べなくてけっこう!!」とプリンを捨ててしまったのでした。

そして、ありちは出て行った・・・・・・・。

こたろん、もう「自閉症なんてやだーー!!ありちなんかしらないーー!!」と、一人薄暗い廊下の隅で大号泣したのでした。

夕べは引きずってしまってずっと体調が悪くてお父さんに夕飯作ってもらいました。

なんでこんなに急に自分はおかしくなったんだ!!と思ってハッとしたよ。
PMS!!

これに間違いないです。
またかよ~~~な気分ですが、こればっかりはしょうがないので通り過ぎるのを待つことにします。

ところでありちのひらがな、なんでこんなに書けないんだろう?
文字が反対になったり、今みたばかりの簡単な「う」が書けないとか、ありちもこたろんも混乱してしまいました。

線は黒々としっかりしていて、相変わらず直線は書けないけれど手の機能的な問題ではどうやらないらしい。

ちょっとネットで調べたら、文字が書けないのにはいろいろなパターンがあるらしいことがわかった。
とりあえずありちに当てはまるのは「短期記憶が苦手」ということ。
それは医師にも言われていたのだけれど、要するに今見た文字の形を覚えているのが苦手ということみたいです。

ほかにも空間認知の障害とかいろいろあるらしく、文字が反転してしまうのにも何かしらそういう問題が潜んでいそうな感じです。

なので、6月になってしまったけれど、発達外来の先生に予約を入れました。
これはこたろんの力では解決しきれないな、と思って。
教え方のパターンとか、いろいろ考えられなくはないだろうけど、何が問題かわかったほうが対策もたてやすいだろうな、と思うんだけど、どうだろうね?


実はありちの療育、1年以上ストップしてしまっています。
去年、こたろんが激うつ状態になって以来、療育担当の臨床心理士さんが「お母さんがムリしないほうがいいから」とお休みをいただいていたのでした。(こたろん担当の心理士さんだったんだよね)

こたろんもだいぶ元気になったし、ありちの環境も激変したし、ありちの「苦手、得意なこと」を発見して対策をたてていくためにもやっぱり療育には通わなくちゃ、と思います。


ありち、今日は5時間目にナント床に寝そべって熟睡してしまったそうです。
「陽気のせいでしょうかね、あんまり気持よさそうなんでそっと寝かせておきました」といほちゃん先生。

こたろん思わず「はあ~~~~~?!」で、笑いが止らなくなりました。

本当にいろいろやってくれるありちです。


ちなちょは最近いろいろなことを覚えてきたみたいです。
まだ、言葉はほとんどないけれど、「ンマー」だけはしっかり覚えています。

食べ物のあるところにこたろんを引っ張って行って「ンマー、ンマー」と日がな一日言っています。
こんなに食べてばっかりでいいんでしょうか???
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ありちと目指すもの

2006-04-23 21:31:20 | 自閉症


お義母さんとありちの自閉症をどう捉えるかで、ちょっとした議論になりました。
ありちがまだ未診断で、福井に預かっていただいていたころ、あちらの幼稚園でありちを療育に連れていくよう、幼稚園から言われたそうです。

詳しい説明は長くなるので書きませんが、そこで、「これは個性の範囲内ですね。療育しながら様子を見ましょう」と、いうことだったということです。


その後、こたろんがありちを発達外来に連れていき、「k式発達検査」というのを受けて、初めてありちは「高機能自閉症」と診断されたのでした。
その先生には「外の先生は、ありちは個性の範囲内だとおっしゃいました」とお伝えしましたが、「ちょっと、そういうわけにはいかないですねえ。。。」と、おっしゃいました。

こたろんはうつ病を抱えている。
ありちは、自閉症。

こたろんのうつはいつか、治るかもしれません。
けれど、重い、軽いに関わらず、ありちは「自閉症」という障害を一生背負って生きなければなりません。

だから、こたろんはありちの障害はやはり、真正面から受け止めるべきだと思います。
そして、「だれそれさんのお子さんに比べればうちの子はまだマシだ」という大人の自己満足は、ありちを育てていく上で、一番ジャマになる考えだと思っています。

症状の重い、軽いに関わらず、ありちが障害を抱えて生きていかないことに変りはありません。
生きにくさを抱えていくことに変りはないのです。

ありちはまだ1年生だけれど、いつかは自分の障害について知らなければなりません。
そして、自分が何が苦手で、何が得意か、また、健常者との生活の中で自分が必要な「援助」を、自分の力でお願いできるようにならなければなりません。

その中で、さらに「自分には何ができるのか?」を見つけて生きる術を手に入れなければなりません。

これだけのことをするのには、やはり、ありちには『自分が何者であるか』を知っておいてもらわなければならないと、こたろんは思っています。

「この子は普通の子とちょっと違うだけです」

それで上手くいく方法もあるのかも知れません。
でも、こたろんにはそれではありちを育てていけないのです。

必要な援助を受けること。
それがどんなに大事なことか、うつ病のこたろんは身をもって実感しました。

「自分という人間を、包み隠さず正しく認識すること」
それがどんなに自分自身を助けることになるか知れません。


こたろんとありちの最終目標は、必要な援助を自分で受けることができるようにすること。
自分は「こんな人間です。こんなことが苦手なのでどうか助けてください。」と素直にお願いできること。

そして、なにより、「自分は愛されている」という、彼の存在に関わる一番大事なことを実感させてあげること。

そのために、こたろんはこれからもありちを「援助」し続けます。
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うーーーーむむむむ・・・・?

2006-04-13 21:00:18 | 自閉症


夕べから非常に暖かいです。
今日はファンヒーターもほとんど着けることなく一日過ごせました。

お義母さんが「なずな」を食べてみたい、というわけで庭に雑草のように大量に生えているなずなを採って、お夕飯でおひたしにして食べました。

こたろんが小さいときは野草とか山菜の類のおいしさって恵まれた環境にいたにも関わらずわからなかったです。
それより、ハンバーグとかコロッケに憧れを抱いておりました。

大人になるとそういうもののおいしさに目覚めるんですね。
ありちは今でも大好きですが(*^_^*)


さて、今朝もありちと集団登校してきました。
もう1週間になりますが、さすがに疲れがたまってきました。
帰宅後はお義母さんにお任せして、しばらく横にならせていただきました。
寝ても寝てもまだ眠れるって感じです。

背中の凝りも酷くて前かがみになる台所仕事があまりにつらくギブアップ寸前なので、明日は鍼治療に行く予定です。


さて、ありち、昨日は給食のお代りができなくて大騒ぎだったそう。おはしもブンブン振り回して危険です、と担当の先生からの報告がありました。

なので、今朝はご飯を食べながら
「ありち、おはしを振り回すのはやっていいの?」と聞くと、「ダメ」との返事。

「ありち、カッコイイ男はおはしは振り回さないんだよ。ブンブンするのはカッコ悪いからやめようね?」と話して、「うん」と良いお返事が返ってきました。

そして、お代りできなくてパニックになってしまったとのこと、自閉症の子はそういうとき、自分がどんな態度をとっていいかわからなくてパニックを起こすことがある、と教えていただいたので、
「ありち、おかわりできないと悲しいの?くやしいの?」
というと、「かなしい、くやしい、両方」というので、
「じゃあ、お代りできなかったらクヤシイーーーってくやしがろう!!」と、握りこぶしを作って「クヤシイーー!!」の練習をしました。


帰宅したありちに「今日はおかわりできたの?」と聞くと、「できなかった」とのこと。
「クヤシイーー!!ってやった?」というと「やってない」「じゃあ、怒っちゃったの?」「怒ってもいない」


そして、言いました。

「オレはバカなんだ。。。。クヤシイって、やらなかったんだ。。。。」



こたろん、二の句が継げませんでした。
怒らなかったのなら「クヤシイ」しなくてもそれでOKなんだけど、ありちの中では「決めたこと」ができなかった→オレはバカになってしまうようです。


今朝、登校班のときもありちは何故か防犯ブザーが気になって遅れ気味に歩いていました。

「ありち、どうしたの?」
「お母さん、防犯ブザーが落ちちゃうかもしれないんだ、押さえててくれる?」と。

先日ありちは防犯ブザーを道の途中で落としてしまったのですが、名前があったのでお友達が拾って届けてくれました。

なので「また落ちるのかも。。」と不安になっているようでした。
「お母さんが落ちないように付けなおしたから大丈夫、安心して歩きなさい」というと「うん」と真剣にうなずいて歩き始めました。


自閉症との付き合いは「異文化交流」なんて表現もありますが、普通に育った人には理解しがたい世界があるのだということを、最近読んだ本で知りました。

ありちには場面場面で対処の仕方、相手の気持ちを教えていかなければならないのだけれど、それが思ってもいない方向に行くことがあるものだと、つくづく思った今日の出来事でした。

りっくんは、はちがお迎えにきて帰っていきました。

ちなちょとりっくん、二人そろうと「向かうところ敵なし!!」って感じです。

靴が大好きなので、玄関から自分の靴を履いてきて家中闊歩して歩きます。
もう、「そういうもんだ」と、こたろん諦めて歩かせております。

お義母さんは、せっかく片付けた積み木がまたひっくり返されて「あらあーー」と、悲しそうな顔をするので、

「お義母さん、片付けるとガッカリするからそういうもんだと思って放っておいたほうが楽ですよーー」
と、いうと「そうだわね」と言っておられました。

妥協しながらじゃなきゃやってられないもんね。

こたろん、妥協しすぎだというウワサもありますが。。。。


早くマッサージにいきたーーーい!!



です。
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明日は入学式

2006-04-05 22:07:43 | 自閉症


いよいよ明日は入学式です。
体操服やカバン、そのた諸々、とりあえず困らないように、準備できました。(。。。と、思う)

明日、入学式の後のPTA役員を決める席で、ありちのことについて話す時間をいただけるよう、お願いしました。

ありちの障害について、どう伝え、どう理解していただくか、これはとてもとても難しいことです。
きっと、ちょっとお話したくらいでは到底理解できなしでしょうし、ありちは見た目も話すことも一見普通なので、彼に障害があることすら理解し難いかもしれません。

一歩間違えればただの「ワガママな子」になってしまいます。

私が伝えられることは何か。。。。


☆感覚やものの捉え方が普通の人とはずいぶん違うこと。
☆「こう言ったらこういう反応が返ってくる」ということは一つ一つ検証していくしかないこと。
☆思ってもいないことでトラブルになることがあること。

などなど、そして、その一つ一つには「自閉症」の抱える事情がある。

まだ、私自身が理解しきれていないので、余計に説明が難しいです。

「ありちはただのワガママではない。援助と理解を頂ければ少しずつでも上手くお友達と付き合い、クラスに馴染んでいける可能性がある」

そんなことを伝えられたらいいな。。。と思います。


緊張のスタートです。
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発達の瞬間

2006-03-16 21:02:25 | 自閉症


いつもは日中実家ですごすこたろんですが、ばーちゃん(母)が自宅にいるので一旦家に帰ることにしました。

じーちゃん(父)が犬のこたろーと1人で留守番しているので、ありちを保育園に送った後、実家へおかずを届けつつ、ちなちょとりっくんを連れて行ってきました。

じーちゃん、仕事まで少し時間があったのでちび2人、庭で遊ばせてもらいました。

それにしても、ちび達、最近知恵がついて大変です。
庭から出られないように柵を作ってあるのですが、ちょっとした隙間からもぐって出て行ってしまいます。

今日は露地の自分の身長くらいある石をよじ登って逃走していきました。
とんでもないお子達です。

りっくんは外水道にへばりついています。



最近、お父さんは朝、CDを使って英語の勉強をしています。

ご飯を先に食べて、みんなが食事しているテーブルでしているのですが、今朝、ありちは何を思ったか、CDを黙って止めてしまいました。

「ありち!!何するんだ!!

当然のことながら、お父さんは怒りました。
ありちが何も言わないので、こたろんは言いました。

こたろん「ありち、お父さんにごめんなさいはいいなよ。」
ありち「ごめんなさい。。。。」
消えそうな声でいいました。
そして、そのままいじけた顔で席を立っていこうとしました。

その手を止めて、
「ありち、そういうときは”音を小さくしてください”ってお願いするんだよ」
というと、ありちは
「お父さん、小さくしてください」とにっこり笑って言えました。
お父さん「わかった」
ありち「ありがとう」
もちろん、お父さんは「ありち、よくできたな」と言って、頭をなでてくれました。


自閉症の子は、コミュニケーションが苦手なようです。
いろんなシュチュエーションが社会生活の中であるわけですが、その一つ一つにどんな対応をすればいいか、全て教える、と言っても過言ではないかもしれません。

ジャンケンに負けたらどうするか?なんてこともです。


今朝の出来事は、まさにその瞬間でした。


以前、お会いした幼稚園の園長先生がおっしゃいました。
「ウチでは、子供の成長する瞬間を大切にしています。子供にはそういう瞬間があるので、それを見逃さないことが大事です」


自閉症の子はもちろんですが、普通の子でも、そういう瞬間を見逃さないことは大事だろうな。。。と、思いました。





さっき、こたろん、うつ絶頂のころの日記を読みました。
今、読んでもつらくなります。

と、同時に、なぜ、そのとき、そんなに苦しんだかが、今なら見える気がしました。


いずれ、ここに書いてみようかと思います。
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歓送迎会

2006-03-04 23:15:23 | 自閉症


早朝氷点下7度まで下がったそうですが、今日は朝からいいお天気でした。

ちなちょのお雛様も無事片付け、一安心です。

週末に掃除を一気にするこたろんですが、いつも寝室に手がまわらずに終わってしまうので、今日は寝室からスタートしました。
おかげでお布団も干せたし、掃除もできて、それだけでいい気分です。(^^)


今日は、地区の小学生の歓送迎会におよばれしていきました。
ありちは1年生になるので歓迎される方です。

本当は、登校班の子達に会場まで連れて行ってもらうのですが、何かトラブルがあってもいけないので私も同行させてもらいました。

会場に行ってみるといるわいるわ、狭い公会場の中に90人以上の小学生

さすがに1000人近いマンモス校だけあって、地区の集まりでもすごいです。

出し物でクイズやらなにやらするのですが、人が多すぎてちっともまとまらないんですね、これが。

そんな中、新1年生の挨拶がありました。
名前を言って、「よろしくお願いします。」と、自分でハッキリ言える子、恥ずかしくて係りの方と一緒に小さな声で話す子、色々いました。

さて、ありちの番。
ありちはこういうときはかなり元気にやってくれるので、なんの心配もなく見ていました。

「○△ありちです。うんちぶりぶり!!」


会場に笑いが起こる中、こたろんだけが「アゼン」としていたのは言うまでもないことです。

しかし、ああいう中に入るとやっぱり「ありち、落ち着きないなあ・・・」と思います。
お友達とのかかわり方も、非常に自己中心的。
話方なども、家にいるとあまり感じないのですが、自分の興味の世界だけで話しているのがはっきりわかります。

なので、必然的に「何、それ?」という言葉が帰ってくるんですが、そんなことはおかまいなしにしゃべるんですね。

でも、そこそこにお友達もでき、楽しんでくれたみたいです。

そして、最後にジャンケンゲーム。
隣同士でジャンケンして負けた人が座っていく、というものですが、1発目で負けたありち。。。。

「ありち、負けたから座るんだよ」
とこたろんが声をかけると、もう涙顔。。。。そして、「ずるしたんだーー!!」
と、相手の子に言うんですね。
もらったお菓子も「もういらないよ。。。」と。

これ、知らない人が見たらただのわがままにしか見えない。
だからきっと、怒るしかないんだと思う。「何わがまま言ってるんだ!!」って。
でも、これも一つ、彼の障害の一部なんだな。。。

感情のコントロールが難しいこと。
社会的なルールが理解しにくいこと。
言葉のキャッチボールが一方的、または、相手の言うことを「理解」しようとしないこと。


改善はされているとはいえ、集団に入るとそれが浮き彫りになります。

そしてありち。
なまじ、見た目に普通で、話もできて、お友達と遊ぶこともできて。。。。なので、彼に障害があることを理解してもらうのはかなり大変だぞ。。。と、いうのが今日の感想です。

お会いした父兄の方には「ありちは自閉症です」ときちんと伝えてきました。
自立支援学級へ入ることも。

学校という大きな集団の中で、また、その後ろの多くのお父さん、お母さん、もちろん先生にも、どうやって「ただのわがままではない」ことを伝えていったらいいのか、こたろん自身がもっと「自閉症」というものを理解しなければ。。。と、思いました。


今日は本当は子供だけの会で、親は送るだけでしたが、役員の方に電話して参加させていただきました。
そのとき、勘違いだったのですが、お父さんが「お前、ついていかないの?」と、不審な表情でこたろんを見たとき、こたろんの心は大きく揺れました。

「まだ、こたろんのこと、疑ってる。。。。」しばらくその思いが苦しくて、がむしゃらに掃除していました。

こたろんにとっては、やっぱりお父さんに「なんで子供のことをちゃんとしないんだ」と思われるのが一番怖くて、大げさに言ったらトラウマです。
なので、ほんのちょっとした言葉や表情で大きく動揺してしまいます。

でも、後で考えてみれば、お父さんにとっては「こたろんが子供をないがしろにする」ことが彼にとっての心配であり、トラウマなんだろうと思います。

ただ、お父さんのちょっとした言葉でいちいち動揺するこたろんはこれはただの「被害妄想」に他ならないんだよね。

それに気が付くまで、ちょっと時間がかかりました。

お父さん、ごめんね。。。
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ありちのお雛様

2006-03-03 23:03:48 | 自閉症


今日はお雛祭りですね。
こたろんは先週実家の家族を呼んでおひな祭りをしてしまったので、今日は特別なことはしませんでした。

けれど、ありちが保育園からかわいいお雛様を持ち帰ってきました。

「ありちー、どうしたの?これ?」
「オレが作ったんだよ

嬉しそうにありちは言いました。

きっと、先生がたくさん手伝ってくださったのでしょうけれど、ありちがこんなきちんとしたものを作ってくるなんて。。。。。こたろん、ちょっと涙がでました。

ありちのお絵かきに目と口がつくようになったのが去年の初夏のころだったのですが、そのときも「感動」でした。

それまでは、「お絵かきしようよ」と誘っても、「お母さんが描いて」というだけで、決して自分から描こうとはしませんでした。

今もまだ、筆圧が非常に低く、直線がうまく描けなかったり、丸はかけるけれど、三角、四角のように「角」のあるものは描けません。

小学校に入って、文字を書かなければならないとき、これはしんどいなあ。。。。と、心配になります。

けれど、担当の医師によれば、それは練習したらできるようになる、という性質のものではなく、そこまで発達するのを待つしかないとのこと。
ムリに練習させるとかえって自尊心を傷つけてしまうのだそうです。

実際、ありちは自分で「できない」ことに関して強く拒絶するし、ムリにやらせてできなかったときは、パニックに近い態度を示します。

なので、彼の「発達」の様子を見ながら地道にやっていくしかないんだなあ。。。と思います。

でも、最近のありち、コミュニケーションのとり方一つをとっても半年くらいで一気に進歩したのが手に取るようにわかります。

そういう時期がきたのかもしれない。
または、昨年7月まで、ありちはおばあちゃんに預けられていたり、こたろんのうつの症状が酷くてきちんと相手をしてあげられなかったり、ずっと、こたろんの実家に居候していて、落ち着かなかったこともあったかもしれない。

いろんな要素があって、ありちはストレスを沢山溜めていたんだろうなあ。。。。
毎日家の中をぐるぐる回っていたもんね。

ありちはいつも言っていました。

「はやく4人で暮らそうよ。。。」

お父さんは、今の家で一人。
こたろんとちなちょはこたろんの実家。
ありちはお父さんの実家。


本当にバラバラでした。



ありちにとって、今は安心して、落ち着いて暮らせているんだろうね。
こたろんも、大変だけど、今の暮らしができることが、本当に有難く、嬉しいこと。

自分のために、みんなのために、こたろんはちゃんと自分を管理して、症状を悪化させないようにしないといけないんだな。

そのために、手抜きも息抜きももちろんあり。
疲れたら、とにかく休む。
そして、自分のための何かを見つけること。それが最終目標。


ありちのお雛様、ほんとにかわいい(*^_^*)
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ありちの成長

2006-01-16 21:37:28 | 自閉症


最近、1,2ヶ月でしょうかね。
ありちが急に成長してきたように感じます。

身体が大きくなったとかの肉体面でなく、心の成長。

ありちは『高機能自閉症』と、昨年の冬に診断されました。
「自閉症」といえば、”自分の殻に閉じこもった暗い感じの子”・・・・・・
それが私のイメージでした。

でも、それって大間違いなんですね。
「発達障害」「コミュニケーションの障害」とでもいうのでしょうか?
私もまだまだ不勉強ですが。

ありちは本当に育てにくい子でした。

突然切れる。
パニックを起こす。
言葉の発達が遅い。
人の言うことを聞かない(聞いてない)
食事をしていても、すぐに外のことに気をとられる。
その他その他その他・・・・・・


ハッキリいって、「なに考えてるんですか?」でした。


それが、診断がついて理由がわかり、対処法がわかると、「ああ、そうだったんだ」


正直、とまどいはあっても嬉しかったです。
だって、理由がわかれば対策も立てられる。
わからなければ、「なんでうちの子はワケわかんないの~~~(T-T)」としか思えないわけですけら。


診断前、私は苦しんでいました。
どうやってありちを扱っていいかわからない・・・・・そのせいでありちに酷い言葉をあびせたり、叩いたり・・・・・ますます深みにはまってうつは酷くなる・・・・
そうしてありちもますます荒れていく・・・・悪循環もいいところですね。



今、ありちはずいぶん落ち着いています。
コミュニケーションのとり方も上手になってきました。
「ガマン」することも覚えてきました。
お友達と仲良く遊ぶことだってできます。


今、私が取り組んでいることは、いたずらにありちを叱らないこと。
それは、甘やかすこととは違う、と私は思っています。

ありちがする「大人から見て悪いこと」
危険なことでない限り、彼が「なぜそうしたのか?」を先ず考え、本人にも聞くようにしています。
案外、彼には彼の事情があるんです。
それを聞いて、一旦受け入れてあげることで、彼自身も納得して?怒られています。

ありちは「ボクは悪い子」「ボクなんて幸せになれない・・・」と、大きく自尊心を傷つけていました。

一重に私の責任です。

いつも「ありち、だいすき!」「ありちがどんな子だって、お母さんの大事な子」
「お母さんはありちの味方だよ」というメッセージを送り続けられるようにありたいです。
それは、ちなちょにだって同じこと。

子供はほめられ、愛され、受け入れられている、と感じることで、どんどん成長していけるのだと、実感する毎日です。

ありちは今年、小学校へ行きます。
自立支援学級に入ることも決めました。
勉強がすごくできなくてもいい。
「今日、学校楽しかった!!」そんなありちの声が聞きたいです。


お母ちゃんの戦いはこれからです!




夕べよく眠ったせいか、今日はずいぶん楽になったこたろんです。
で、トイレと玄関に干支の戌を置いてみました。(*^_^*)
こたろんも、お父さんも戌年、3周目です。

今年も良い1年になるように、おまじないです。

となりのお皿はありちの楽焼。「山のもみじ」とお店のおじさんが題をつけてくださいました。
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