Once-in-a-lifetime chance(一期一会)

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山田洋次監督の映画「おとうと」

2010-03-07 | Weblog
2月27日に新橋まで宝くじを買いにいったついでにニュー新橋ビルのチケットショップを眺めていたら、「おとうと」の全国共通鑑賞券を750円で売っていたので思わず安い!と買ってしまったよ!

そして、次の日は朝からビナへ「おとうと」を観に行ってきたよ!


あらすじ:
早くに夫を亡くした吟子(吉永小百合)は、東京の私鉄沿線の一角で、小さな薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春(蒼井優)を育て、義母の絹代(加藤治子)と3人で暮らしていた。

小春とエリート医師の結婚が決まり、一家は幸せの絶頂にあった。そして結婚式当日。和やかに始まった披露宴に、にわかに暗雲が―吟子の夫の13回忌で大暴れしたのを最後に、音信不通になっていた吟子の弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)が紋付き袴で現れ披露宴を酔っ払って台なしにしてしまう。

そして、披露宴からまた鉄郎は行方不明になり。。。



解説と私の感想(ネタバレあり):
女手一つで娘を育ててきた姉と、大阪で芸人にあこがれながら破天荒な暮らしを送る弟との再会と別れを描く家族ドラマ。

10年ぶりの現代劇となる山田洋次監督が市川崑監督の『おとうと』にオマージュをささげ、戦後に生まれ育った姉弟のきずなをバブル景気直前に生まれた娘を通して、現在と今後の日本の家族の姿を映す。


吉永小百合と鶴瓶という似ても似つかないような姉弟の組み合わせ、どこかでみた覚えがと考えてみたら、母べえだった。

しっかりした姉としょうもない弟、私も小さい頃から兄と比べられていつもしょうもない弟と言われていたよ!(^_^;)


話は、夫を早く無くした吉永が女で一つで蒼井ゆうを育てた。

吉永の弟の鶴瓶は役者を目指していたが、いつも金が無く夫の13回忌には酒を飲んでは問題を起こして音信不通。

鶴瓶が小春と名付けた蒼井の結婚式に、鶴瓶が現れ大騒ぎに。。。吉永のまじめな兄役は小林念侍!

エリート医師と結婚した小春はすぐに離婚して戻って来たが、鶴瓶とは音信不通のまま。

暫くして鶴瓶と暮らしていたが金を貸して音信不通でと女が訪ねて来て、吉永は全額支払う。

それからまた暫くしての後鶴瓶が現れるが、喧嘩別れしてしまう。。。

その頃小春は地元の大工の亨(とおる)加瀬亮と付き合い始める。


次に連絡が来たのは鶴瓶が病に倒れたが身寄りが無く、NGOの施設に入って長くは無いと。。。



やがて鶴瓶の容態は悪化して吉永は最後の夜に泊る事にするが、蒼井と加瀬も駆けつけて。。。





吉永と鶴瓶は10歳近く離れていて、年の離れた弟を母親代わりに育てた、と言うのにちょうどいいね。.


この映画のテーマは、姉弟の繋がりと家族愛、、、だけじゃなくて、これからの高齢化社会での終末医療(ターミナルケア)の問題も含んでいるんだよ!



ところで、私の母は長女で2歳ずつ離れた弟が3人いた。

母は教師で、長男は国鉄、次男は自衛隊ときちんとした職についていたが、一番下の弟はいろいろ職を変え、いつも自慢話や大きな話ばかりしていたよ。

今回の鶴瓶を見ていて、7年前に4人兄弟で一番下で一番先に無くなったおじさんを思い出したよ。。。


それと、同じようにうちのやつのお母さんの弟も早稲田を出たけどいろいろ仕事を変え私が結婚した頃はタクシーの運転手をしていたよ。

数年前に60代で無くなったけど、おじさんはとても人が良かったよ。

おじさんは名前まで鶴瓶がやったてつろうと言う名前で、みんなにてっちゃんと呼ばれていたよ!



後、やっぱり山田洋次監督の作品は安心して観られるからいいね!


最後に、吉永の早死にした真面目な夫が、鶴瓶に娘の名付け親を頼んだのには、理由があったんだね。。。


私の評価は、いい映画だったので、
★×8  

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