散歩の思い出

さくらはお散歩の時に、前方から歩いてくる人を立ち止まって、
または「オスワリ」して　「ジ～～ッ」　と見つめる癖がある。
　
前方から来る人全部にじゃないんだけど、例えば、おっとに似てるとか、私の両親に似てるとか、私でもわかる理由。

その他は、「話しかけてくれそう、あの人」みたいなさくらの勘？

でも、実際は空振りも多々あるし、頭撫でられたりすると、
「そんなにそらさなくてもいいじゃない」ってくらいに頭反らしちゃう時もあって、
わざわざ、足を止めてくれた人に申し訳ない気持ちになったこともしばしば
　柴だけに。。。（ウッ、サブッ）



話はさかのぼって、今から３年くらい前・・・



その時から、「ジ～～ッ」 と見つめるクセを持っていたさくら。

例によって、２０～３０ｍ前方から歩いて来る年配の男の人が、何か気になったらしい
仕方ないから、私もその人が通り過ぎるのを待ってた。
私まで「ジ～ッ」と見るわけにいかないので、反対側向いて。

もうそろそろ、その人通り過ぎる頃かな、と思いさくらのほう見て、

内心 、ギョッ　　とした



「この人、堅気じゃないよ～」　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



思わずリードを持つ手に力が入る
避けようにも、そのお方はもう私たちの目前。
さくらを見ると、相変わらず「ジ～ッ」と熱い視線を送り続けてるよぉ～

どうしようかと、内心ドキドキしながらあわてていると、


そのお方、さくらを「ジ～ッ」と見つめて、



「ワンちゃんよぉ～、
そんなに見つめなくても喰わないから安心しな　」


と言って去って行ったのでした　

ヒャ～、あの時は恐かったぁ～　

喰われなくて良かったね～

さくらも怖がらなかったし、わざわざ、さくらに話しかけてくれたところ見ると、たぶんワンコ好きな人だったんだろうけど、やっぱり怖かったよ～



今でもこんな具合に熱い視線を送り続けるさくらです
下校途中の中学生のお姉さんを見ているところ

「おねえさん、なにか話しかけてくれるかな」


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