テコの原理。みなさんご存じですよね。
動きを支える支点、力が加わる力点、力が作用する作用点という3つの点から成り立っているんですが
この位置関係が変わることで、3種類のテコがあるんですね。
このテコの原理は身近なところにあって
1 支点を真ん中にして左右に力点と作用点があるテコ。
はさみがそんな形ですかね。
手に持つところが力点、刃が交差しているところが支点、その先の刃が作用点です。
2 カッタ-。
刃先が力点、刃の部分が作用点、刃の根元が支点になっています。
そして3のテコは、2のテコと作用点と力点が逆になります。ホッチキスなんかがそうです。
これらは身近な道具ですが実はもっと身近なのは歯と咬む筋肉と顎関節。
これが3のテコにあたるんですね。
この3のテコとは支点を力点と作用点の外側で、かつ力点に近い場所に置いたもの。
顎関節が支点、筋肉(咬筋)が力点、歯列が作用点となるテコ運動なんですねぇ。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。