歯根破折。これは臨床で結構な頻度でみられますね。
割れている部位にもよりますが破折すると抜くことになることがほとんどです。
神経をとると後々割れやすくなりますから、神経をとる治療をしないようにすることが大切なわけです。
そう言っても、神経を取らざるを得ない場合もあるので仕方ないのですが。
歯根破折を起こしていて視診でもハッキリわかるもの、
視診でみてもわからずレントゲンを撮ってみたら破折線が見えてわかるもの
レントゲン像からも破折線は見えないけど根の周辺のレントゲン像からすると
おそらく割れていると思われるもの
視診でもレントゲン像でも判断つきにくいものと様々です。
神経をとった歯が咬合力にさらされた結果割れることが多いですから
(神経のある歯でも割れることはありますが)
若年者にはあまりみられず、中年・・・40歳以降の方にみられる傾向にあると思います。
まぁ、統計をとったわけじゃありませんから確かじゃありませんけど。
視診でもレントゲンでも判断つきにくく入っている前装鋳造冠やFCKなどを除去して
マイクロスコープでみてはじめて破折線の存在が確認されることもあります。
山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。
信頼関係
生活歯の破折
マイクロスコープ 搬入