ふくいんちょのつぶやき

山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長Kazuyoshiの
日常を通してのつぶやき

抗凝固剤と抜歯

2010-02-08 12:32:59 | 歯と全身疾患
  
 患者さんの中には心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系疾患がある方や、ペースメーカー
 を埋入されている方がおられます。これらの疾患がある方は、血流をサラサラにする
 薬(血液抗凝固剤、血小板凝集抑制剤)を服用されていることが多いかと思います。
 

 お薬の名前は、例えば 
 
 ワーファリン、バイアスピリン、バナルジン、などなどですが、

 これらを服用していると、抜歯といった出血がある処置では血が止まりにくいことが予
 測されますから注意が必要です。


 私が学生の頃は、抗凝固剤の服用を抜歯する時などは数日やめるよう指示されていたよ
 うな気がします。しかし近年では、血栓による循環器への身体的影響が問題となり、出
 血を伴うような処置でも服用を中止せず、処置をするようになってきているようです。


 必ずしも休薬しないわけではないですが、まずは担当の先生と歯科医師とで連絡をとる
 ことが大事ですね。

 時には抜歯の時期を見合わせることも必要です。 
  
  
 山形県 米沢市 笹生歯科医院 副院長のKazuyoshiでした。