皆さんこんにちは!
今回紹介するのは『エチオピア王家の4星座』の一つ「ペルセウス座」!
4星座に関しては由来となる物語が同じなので、似たような内容になってしまいますが、
なるべくモデル毎に詳しく書くようにしていきます。それではご覧ください!
ペルセウス座は構成する星が多い星座ですが、よく知られているのは
α星とβ星の2つの2等星です。
α星は固有名が2つあり、「Mirphak(ミルファク)」又は「Algenib(アルゲニブ)」と呼ばれています。
どちらもアラビア語の言葉で、ミルファクは「ひじ」、アルゲニブは「わき腹」を意味しています。
ただ、アルゲニブと言う名前はペガサス座の星にも使われており、区別する意味でも
ミルファクで覚えた方が良いかもしれません。
β星とは同じ2等星ですが、わずかにこちらの方が明るいようです。
一方のβ星には「Algol(アルゴル)」と言う固有名が与えられています。
アラビア語で「人食い鬼の頭」と言う意味で、なんとも物騒な名前ですが、
後述する神話を見れば納得すると思います。
ペルセウス座のモデルは言うまでもなく勇者「ペルセウス」。
彼はゼウスとアルゴスの女王ダナエーとの間に生まれた子で、母親と共にセリーポス島に流れ着きました。
ペルセウスはすくすくと成長しましたが、彼の母親に惚れた領主ポリュデクテースはペルセウスが邪魔になり、
遠ざけるために怪物メドゥーサの首をとってくる様命じました。
無事メドゥーサを退治し、首をもって国に帰る途中、生贄にされかけているアンドロメダーと出会い、
彼女を助けるべく海の怪物ケートスと対峙。
結果ケートスを退治したペルセウスはアンドロメダーの父ケーペウスの許しをもらい彼女と結婚。
後に生まれ故郷アルゴスの王となり、死後星になったとされています。
打ち取ったメドゥーサの首ですが、彼に仇名す人間を数々石にしています。
神話ではポリュデクテースや、ペルセウスを亡きものにしようとしたアンドロメダーの元婚約者であるピーネウスも
石に変えられています。
星座はそんなメドゥーサの首を持ったペルセウスの姿が星となったもので、
メドゥーサの頭の位置が丁度β星にあることから、「アルゴル」と言う名前が付いたそうです。
それでは今回はここまで!次回は「ぎょしゃ座」についてお話します!ではでは!