『三井住友、退けられる』

　住友信託銀行がＵＦＪホールディングスと三菱東京フィナンシャル・グループの統合交渉のうち、信託部門の差し止めの仮処分を求めていた裁判で、最高裁第三小法廷（上田豊三裁判長）は３０日、住友信託の抗告を棄却し、統合交渉を認める決定をした。来年１０月のＵＦＪと三菱東京の全面統合に向け、当面法的な障害はなくなった。住友信託は「統合を目指すことに変わりはない」としつつも、実現が難しくなったことは認めており、損害賠償請求など新たな提訴を検討する。同小法廷は住友信託とＵＦＪとの間の統合に関する基本合意書で定めた「独占交渉権」について法的拘束力は認めたが、「合意書は合併の成立まで保証するものではない」と指摘した。<asahi.comより>
　筆者の目論み？通りにはいかなかったのは少々残念(株主でもないし関係者でもないが)だが、今度は三井住友がTOB(早く言えば買収)を準備しているとのこと。これは確定した訳ではないが、三井住友も対抗意識むき出しで食い下がる。
　最高裁の判決にどうこういっても仕方がないのでやめておくが、とにかく銀行は大きくなりたいらしい。大きくなったところでサービスはよくなったかと思うとそうでもない。むしろ悪くなった方だ。「実害がない」と言い切る社長はやめないし、粉飾決算やごまかしは平然とするし・・・
　再生中のりそなはどうか。筆者は評価したい。様々なサービスや地域密着型を目指して着実に進めている。これからどうなっていくかはわからないが少なくとも他行よりは優れていると思う。
　今後どうなるかは予想がつかないが利用者の立場に立ちサービスを提供してほしいと思うのはどの業界も同じ。もっと努力してほしいものだ。