(14)、人生はマラソン。
1966年のボストンマラソンで優勝した君原さんが、「私のマラソンは、「良いチームに入れたことが幸運だった。レースでは目標とする選手にも恵まれました。走る時は、次の電信柱を通過することを目標にして、その繰り返しでコールできました」と言っておられた。
人生もマラソンに似ています。
●どんな集団に入って。
●誰を目標にして。
●何を達成するか。
このことをハッキリさせることで、結果は全く違って来ます。
人生は何十年もある。その長い期間を、「どんな仲間と一緒に、どんな考え方をもって過ごすか」。これによって人生の結果は左右されます。
より良い結果を求めるには、「どんな能力を身に付けるか」が、
非常に重要となります。
120回目を迎えた伝統のボストン・マラソンが開催され、50年前の優勝者で1968年メキシコ五輪男子銀メダルの君原健二さん(75)が4時間53分14秒で完走しています。
ボストン・マラソンは50年前の優勝者を招待するのが慣例になっています。
君原さんは、自分が優勝された年を示す「1966」のゼッケンをつけ、かつて着用していた日本代表のウエアから切り取った日の丸を胸に縫い付けて臨まれました。
半世紀ぶりにボストンの街並みを大勢の市民ランナーと共に走り抜け「お祭りのような盛り上がりで、沿道から熱のこもった応援をもらった」と感謝の言葉を残されました。
また、北九州市在住とあって、私の里である熊本県益城町で起きた地震にも気を配り、「私の走りが励みになれば」と話されていました。