サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・小さな美容室に吹く追い風!

2018-09-03 08:21:58 | 日記

第6回,サロンの経営管理。(2)

ここにアンケート結果があります。
「あなたが美容店を変える理由は何ですか?」
(2000年5月=モングループ)。
つまり、再来店されなくなる理由を知るためのデータづくりが目的のアンケートです。結果は次の通りです。
◎1位は=「なんとなく」・・・・・・(80%)。
◎2位は=「不満があった」・・・(8%)。
  このアンケート結果から次のことが見えて来ます。

即ち、「何となく」お客の記憶から薄れるような経営は「ダメ」ということです。心に残る「感動を提供すること」が再来店率を高めることになるわけです。

では感動とは、どのようなことで起こり、そして残るのか ? 
それは、「お客が抱いている期待レベルを超える体験を、そのサロンのサービスの中から感じた時」です。
 
つまり、お客の期待レベルを超える体験・感動を提供することが大切です。 それによって新規客の再来店率が高まり定着する数が増え、客数が伸びて行きます。

さらに、お客さまが感動されると新規客数も増えます。その理由は、新規客の再来店のきっかけを考えると理解できます。
以下は弊社に於ける新規客の割合です。
1位が「紹介」95%
2位が「通りがかり」68%
3位が「チラシを見て」65%

この結果は立地条件によって異なると考えられますが、新規客の来店のきっかけ1位の「紹介」が示す意味は何か? 
そこには「親密接遇」があるはずです。サロンの「親密接遇」に対して感動された紹介客は、また自分の知人を紹介します。

このようにして紹介客数は加速度的に増える傾向があります。
これが「売上連続拡大のメカニズム」です。

常に「感動の要素を創造していくことが繁栄のキー」となります。 「おもてなしの心を形に表す接遇」の流れは、「個別受注への対応」にあります。 

まさかの行為」の演出は、お客様の自尊心をくすぐり、口コミの核となって売上の連続拡大へと繋がります。つまり、感動されたお客様は、自分の再来店と共に、知人への宣伝をしてくれます。
その結果は「口コミの波に乗り」、顧客の増加へと繋がります。
明日に続きます。