サロン経営の羅針盤

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連載・サロンの朝礼365話。

2018-09-22 09:51:54 | 日記



(16)、イメージする力。

スポーツ心理学によると、トップ選手と平凡な選手を分ける大きな要因として、「イメージ力」を挙げています。

つまり、トップ選手は「普通の人には見えない抽象的なことを、鮮やかな形として、自分の脳に刻み込む能力に長けている」ということです。
研究者によると人間の脳は、
◎「実際に起きている現実の出来事」と、
◎「細部まで正確に描写された想像」。
この二通りの区別が出来ないことが分かっています。
  
つまり、「細部まで正確にイメージ出来る」ということは、具体的な行動を取れることに強く作用するわけです。
トップ選手ほど、その能力が高く、自分がプレーする姿を鮮明に頭の中に描いてから、試合に臨むことができると言われます。
そして、実際にイメージした通りに身体を動かし、勝利をつかむことができるわけです。

プロ野球読売巨人軍の名誉監督である長島茂氏は、現役の時、少年ファンから来た手紙に対して、次のようなことを書いています。
「私は、今日のプレーで、起こるであろう状況を想像して、その時にどのようにプレーするかをイメージしています。
私のことを、「動物的なカンが働く」と言われますが、それは、前以て試合で起き得る状況をイメージしているからです。

私はプロの選手です。だから、お客様に「凄い」と思われるような、感動されるようなブレーをすることを常に心掛けています。」
このようなハガキを届けています。

つまり、「思い描いたことは実現できる」ということです。
この「イメージ力」を、私たちのヘアビジネスに活用しなければなりません。
私たちが次の顧客への対応を前に「前回の来店履歴を見る」のは「正確にイメージするための」手助けになるからです。

前以てイメージして取り組むことは、顧客対応の原則であり、「顧客満足実現」に不可欠の条件です。