サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・サロンの朝礼365話。

2018-09-08 09:50:11 | 日記


(2),『見かけ』を磨く! (3)

 では、ここで美容師としての「職分」に徹した「身だしなみ」とは、何を基準にして言うのか。それは「清潔・清楚・質素」の三つです。
これが美容師としての「身だしなみ」です。

ある実験の結果があります。
これは「携帯電話の販売」を福岡ドーム(野球場)の入り口で行なった結果です。スタッフ全員が「明るい色を基調としたコスチュームで統一した服装」で接客した結果。

◎バラバラの服装で接客した時に比べて、客が「集まって来た」。
◎バラバラの服装で接客した時に比べ、「契約者数が倍増した」。 
この結果の違いは何でしょうか?

顧客は無意識の中に、「清潔で清楚な印象」を求めています。
もちろん「声の調子、話し方・情報内容」など、これらの総合が影響しています。
 また、相手と話を交わす時、相手の目を見ないで対話する人。
一方、しっかりと相手の目を見て対話が出来る人がいます。
  この差は極めて大きな違いが生じます。
◎表情豊かに自信を持って、声に高揚を持たせて話す人と、
◎無表情で自信のなさそうに、小さな声で話す人では、お客が
  感じる印象は違ってきます。

また、ボディ・ランゲージ(ジェスチャー)が、「出来る人」と「出来ない人」では印象は違います。ボディ・ランゲージを使う人は、明るい印象を与えます。

「おもてなし」の言葉は茶道から伝わりますが、その心は「詫び寂び」にあります。「詫び寂び」の心で客を接待する「身だしなみ」とは、「控え目の身だしなみ」となります。

「人々の容姿を美しく整えることがヘアビジネスの本質」であれば、 その容姿を「より一層輝くものにする」には、ここに述べた要素に磨きを掛けることで解決します。
 
理容師・美容師は業の本質をよく理解して「客に好かれる自分づくり」に心を留めなければなりません。それを怠っては継続した信頼関係は保てないのです。
明日に続きます。