連載・サロンの朝礼３６５話。

（18）、金が貯まる人。

富豪は自分が所有している、あらゆる資産の種類と現在の評価額について正確なデータを把握し管理していると言われます。
その習慣こそが富豪としての地位を築き、そして維持し続けられている秘訣ということです。

同時に、今のビジネスが、どれだけの数値を達成すれば、どれだけの利益になるかを正確に把握し、毎日の収支の履歴をとり続けることは、お金持ちとして生きるための必要条件となります。
　
　今、貴方が所有している資産の詳細リストを作成してみましょう。
　同時に今のビジネスが、どれだけの数値を達成すれば、どれだけ
　の利益になるかを正確に把握します。そして、毎日の収支履歴を記録する習慣をつけます。

この習慣は、「商人にとっての必須条件」となります。なぜなら、「納貯納施」こそが経営の精神でなければならないからです。
したがって「金儲け」は経営者としての義務となります。
　
このことにちなんで弊社の経営者研修では、従業員全員に対して、
●どれだけの利益が出れば、自分の報酬額はどれだけになるか。
●どれだけの売上成績を出せば、報酬はどれだけになるか。
　これらについて数字化し、計算に明るくなる習慣づけをしています。


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連載・サロンの朝礼３６５話。

（17）、計画的な休息には意味がある。

「何もやる事が無いなぁ」という状況があります。
　このような時間を無意識の内に過ごすのは「時間の浪費」です。
　この「時間の浪費」を減らす方法があります。

　　それが「日々の計画」です。そこで、その時間を何に当てるか。
　ここを決めることが肝心です。
◎「健康促進のための散歩でも良いでしょう」。
◎「知恵の得るための読書でも良いでしょう」。
◎「意識的の頭を休めるのも良いでしょう」。

　　　大切なことは、暇な時間にどのように過ごすかを決めることです。
　　その時間を何に使うかについて優先順位をつける。
　
　　　ちょっとしたスキマ時間でも、「やりたいこと」の優先順位を決めれば、
日々のあらゆる瞬間を「効果的・能率的」に活用していることになります。
これが、「計画的な休息」の過ごし方です。
　　

連載・サロンの朝礼３６５話。

（16）、イメージする力。

スポーツ心理学によると、トップ選手と平凡な選手を分ける大きな要因として、「イメージ力」を挙げています。

つまり、トップ選手は「普通の人には見えない抽象的なことを、鮮やかな形として、自分の脳に刻み込む能力に長けている」ということです。
研究者によると人間の脳は、
◎「実際に起きている現実の出来事」と、
◎「細部まで正確に描写された想像」。
この二通りの区別が出来ないことが分かっています。
　　
つまり、「細部まで正確にイメージ出来る」ということは、具体的な行動を取れることに強く作用するわけです。
トップ選手ほど、その能力が高く、自分がプレーする姿を鮮明に頭の中に描いてから、試合に臨むことができると言われます。
そして、実際にイメージした通りに身体を動かし、勝利をつかむことができるわけです。

プロ野球読売巨人軍の名誉監督である長島茂氏は、現役の時、少年ファンから来た手紙に対して、次のようなことを書いています。
「私は、今日のプレーで、起こるであろう状況を想像して、その時にどのようにプレーするかをイメージしています。
私のことを、「動物的なカンが働く」と言われますが、それは、前以て試合で起き得る状況をイメージしているからです。

私はプロの選手です。だから、お客様に「凄い」と思われるような、感動されるようなブレーをすることを常に心掛けています。」
このようなハガキを届けています。

つまり、「思い描いたことは実現できる」ということです。
この「イメージ力」を、私たちのヘアビジネスに活用しなければなりません。
私たちが次の顧客への対応を前に「前回の来店履歴を見る」のは「正確にイメージするための」手助けになるからです。

前以てイメージして取り組むことは、顧客対応の原則であり、「顧客満足実現」に不可欠の条件です。
　　

連載・サロンの朝礼３６５話。

（15）、時には自然に帰れ。
　
人間は同じ環境の中では、往々にして同じパターンの行動を選択します。そのような日常の中にいると斬新な発想や思考が働かないようになるものです。
　時には「自然に帰れ」。これは、リーダーの立場にある人が能力を発揮するために必要な条件です。山や海を見ることで脳を活性化させ新たな発想も生まれます。
自然に触れることで何時もは使っていない脳の部位が刺激され、自分でも気がつかない内に脳が活性化されることになります。

「自然に帰れ」。これは、リーダーにとって極めて大切な行動です。
◎初めて通る山道。
◎初めて眼にする草原。
◎初めて耳にする小鳥の囀り。
このように全く体験したことのない刺激を経験してみましょう。

「脳を活性化させる方法は、
　非日常的な環境に身をまかせること」にあります。